第85回全国高校サッカー選手権大会期間:12月30日-1月8日
九州・山口勢の展望
攻撃陣個性派そろう ▽九州国際大付(福岡)
初出場。県大会の4試合で16ゴールを奪った攻撃的なチームだ。俊足の永井、接触プレーに強い藤田とタイプの違う2トップに、キープ力のあるMF葛城が絡んでゴールを狙う。平均身長が179センチと大柄な4バックも堅実で、初陣だが期待は高い。
初戦の静学戦がカギ ▽佐賀東(佐賀)
3年連続3度目。攻守とも組織力を磨き、県大会は5試合で27得点1失点と危なげなく勝ち抜いた。MF岡が攻守のつなぎ役となり、技術に自信を持つ小田、山下ら攻撃陣が連係して相手ゴールに迫る。強豪の静岡学園(静岡)と当たる初戦を突破できれば面白い。
技術高いMF2人軸 ▽大分鶴崎(大分)
7年ぶり4度目。Jリーグ大分の下部組織出身者が多く、技術の高い選手がそろう。得点力のある平川、柔らかいボールタッチで決定機を演出する飯田のMF2人を中心とする攻撃サッカーが持ち味。県大会の準決勝、決勝を1点差で制したしぶとさも武器だ。
山本復帰すれば万全 ▽鵬翔(宮崎)
4年連続11度目。県大会5試合を39ゴール、無失点で勝ち抜いた。玉置、加藤の両MFとFW角島が自由にポジションを変える攻撃は破壊力抜群。守備は福元、横山ら1、2年生が台頭してきた。Jリーグ横浜に内定のMF山本が負傷から復帰すれば、万全の態勢で臨める。
パス主体で初国立へ ▽大津(熊本)
8年連続12度目。個々の高い技術をベースとしたパスサッカーを展開する。守備はJリーグ東京V内定の大型DF宮坂と主将の倉田が中央を固め、小柄ながらも身体能力が高くテクニックのあるFW深草が攻撃の軸となる。8強入りが2度あり、初の国立を目指す。
田中・白谷が得点源 ▽国見(長崎)
21年連続21度目。突出したタレントはおらず、全国高校総体出場を逃したが、基礎から鍛え直して冬の舞台に合わせてきた。スピードのあるドリブルが魅力の田中、2年生の成長株・白谷が組む2トップの得点力に期待したい。DF日野はオールラウンダーとして攻守に貢献。
変幻自在パスワーク ▽神村学園(鹿児島)
初出場。早いパス回しを得意とし、2トップの遠藤と鮫島、MF假屋と永畑が自在に位置取りを変える攻めは脅威だ。強敵がそろう鹿児島県大会5試合を28得点、2失点で勝ち抜いて実力は十分。厳しいブロックに入ったが、初戦を突破すれば上位進出も可能だろう。
国体Vで勢いついた ▽那覇西(沖縄)
5年連続9度目。昨季は全国高校総体準優勝ながら、選手権で初戦敗退。その悔しさを経験した左DF島、MF内嶺がチームの中心。攻撃面は181センチの高さと豊富な運動量を誇るエース下地が引っ張る。FW城間、MF仲田ら兵庫国体優勝メンバーの1年生も楽しみだ。
学年融合し戦力結集 ▽高川学園(山口)
14年連続19度目。多々良学園から校名が変わった。前回大会は学校の経営問題に揺れるなか4強入り。大幅にメンバーが入れ替わった今回は2年生と3年生で別々にチームをつくり、これを融合させて戦力アップを図った。主将のMF観音寺が攻守の要となる。
