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大分FWウェズレイが吉兆弾

FWウェズレイ(左)は蹴ったボールで窓ガラスを割り手を合わせる
FWウェズレイ(左)は蹴ったボールで窓ガラスを割り手を合わせる

 開幕へ勢いに乗れ! J1大分とJ2福岡が今日2日、プレシーズンマッチ(九石ドーム)で激突する。家長、高橋ら主力選手の故障者が相次いだ大分だが、新加入FWウェズレイ(35)が暗雲を吹き払う移籍初ゴールを狙う。福岡は、待望の新外国人FW、ジョエル・グリフィス(28)が来日、早くチームにフィットするようプレシーズンマッチへの帯同を決めた。

 ケガ人続出で重苦しい雰囲気に包まれかけていた大分をウェズレイが救う。1日の最終調整を終えた期待の点取り屋が、含み笑いで口を開いた。「ラッキーだった。いい知らせがきたよ」。チームに活気と笑いを巻き起こしたのはミニゲーム間の出来事だった。

 ウェズレイが右足で蹴ったボールがゴールをそれ、加速。約40メートル離れたクラブハウスを直撃し、縦40センチ×横60センチの窓ガラスが「パリンッ」と大きな音を立て砕け散った。「今まで誰も割ったことがなかった。あの距離の窓ガラスを割るぐらいだから、すごいパワーだね」。シャムスカ監督の声も、驚きとうれしさのあまり!? 弾んだ。

 吉兆の衝撃弾だ。シャムスカ監督とウェズレイの出身地、ブラジル・バイーア州では、偶然にコップなどが「パリンッ」と音を立てて割れると、良いことが起こる前触れだと言われているという。周りの選手は「罰金、罰金」とウェズレイを冷やかしたが、指揮官は「開幕前のこの時期に起きたのは、我々にとっていいことだ」と喜んだ。

 来日が遅れたウェズレイは、コンディションはまだ100%ではない。それでもシャムスカ監督は「ポジショニングのうまさなど、それを上回る経験がある」と不安を吹き飛ばす。FKのキッカーの1人にも指名されたストライカーも「FWとしては点を取ることをいつも考えて仕事をしている」。ゴール後の新パフォーマンスは「まだ考えている」(ウェズレイ)段階だが、今度は地元・大分サポーターの不安を吹き飛ばす吉兆弾を決めて見せる。

[2008年3月2日11時17分 紙面から]

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