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大分がセリエCクラブを買収へ

- 大分溝畑宏社長
大分がイタリアのセリエCクラブ買収に乗り出したことが2日、分かった。強化部を軸にした「スタディー・グループ」が資本金1億円未満のクラブを候補に挙げ、調査に着手。「世界に通用するクラブづくり」という活動理念を具現化する計画で、ブラジル・サンパウロ州のクラブもターゲットにある。
溝畑宏社長(46)は数年後の実施プランと前置きした上で構想を明かした。「海外に別法人を設け、地方から世界を目指すトリニータの経営理念をその国で実現できないかと考えている。選手を格安で相互に乗り入れるなど、連係も可能になる。世界を眺望するなら今までと異なった発想がいる」。昨年からの経営再建が軌道に乗り始め、借入金返済の見通しも明るい。クラブ経営を攻めに転じる「その時」に向けて、新規事業の準備を進めている。
数年前からイタリア在住の代理人を通じて情報を集め、欧州でのクラブ経営を研究している。過去にはセリエC1のピストイエーゼに選手を派遣し、同行した強化部スタッフが経営を学んだ。今後は若手育成や地域貢献など大分のスタイルに適合したクラブに絞り込み、経営権獲得の方策を探ることになりそうだ。
クラブ発足時に掲げた理念の1つに「大分と世界を結ぶ架け橋となり、大分から世界へ夢と感動を発信する羅針盤になる」とある。大分県リーグから日本最高峰のJ1に上り詰め、今年で5季目。常に挑戦を続ける「地方の星」が世界への扉を開けようとしている。【押谷謙爾】
[2007年1月3日8時43分 紙面から]
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