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大分シャムスカ監督、3年契約で続投決定

大分シャムスカ監督(右)はトークショーで自身の子育論を力説した
大分シャムスカ監督(右)はトークショーで自身の子育論を力説した

 大分がシャムスカ監督(41)と来季から3年契約を結ぶことで基本合意に達したことが15日、分かった。今夏から下交渉を重ね、複数の関係者と同監督が「大筋でまとまった」と明かした。推定年俸は今季比約50%アップとなる80万ドル(約9200万円)の大型契約で、細部調整を経て正式契約となる。

 インセンティブ(奨励金)を含めれば年俸1億円を超える大型契約でシャムスカ監督の続投が決まった。契約期間は3年間。「若い人を育て、タイトルに近づくために必要な期間」と指揮官が希望してきた長期政権が実現する。この日、大分市内で取材に応じた同監督は「大筋で合意した。今はスタッフの(契約の)ことを含めて細かい点で話し合いをしている段階。それが終わってサインになるだろう」と明るい表情で語った。クラブ関係者も基本合意の事実を認めた。

 昨年9月の就任以来、大分を残留争いから救出し、今年も一時5位へ浮上させた。限られた戦力を有効活用し、FW高橋やMF梅崎、DF福元ら若手も積極的に起用して、戦力に仕立てた。大型補強に頼らず、自前で選手を育成したいクラブとしてもその手腕を高く評価。溝畑社長は「われわれのクラブ方針に合致した人物」と続投に向けて、夏場から交渉を重ねてきた。

 歴代監督で最長となる3年契約の背景には引き抜き阻止の狙いがあると見られる。契約交渉が難航した場合、複数のJクラブが「シャムスカどり」を画策している。昨年オフには中東のクラブから年俸150万ドル(約1億7250万円)のオファーが届くなど、世界的な人気も高い。成績不振で解任した際に残存期間の年俸を保証しなければならない経営のリスクを覚悟の上で、長期政権に踏み切ったもようだ。今季、リーグ戦は残り7試合。指揮官は評価にたがわぬタクトで目標の4位以内へ、来季へとつなぐ戦いをする。

 ◆ペリクレス・レイモンド・オリベイラ・シャムスカ 1965年9月29日生まれ。ブラジル・バイア州サルバドル出身。92年にビトーリアで監督キャリアをスタートさせ、サンタクルスやコリンチャンス、ボタフォゴなどを指揮した。02年にブラジリエンセでブラジル杯準優勝。04年には2部のサンタンドレイを同杯優勝に導いた。家族はジュリアナ夫人と1男1女。今季の推定年俸は55万ドル(約6325万円)。

[2006年10月16日8時27分 紙面から]

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