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大分MF梅崎がまたも決勝弾/J1

大分のMF梅崎はシュートがポストから跳ね返ったところを押し込み、ゴール
大分のMF梅崎はシュートがポストから跳ね返ったところを押し込み、ゴール

<J1:大分2-1京都>◇第12節◇6日◇九石ド

 大分MF梅崎司(19)が2戦連続で決勝点を決めた。W杯での中断前の最後のリーグ京都戦(九州石油ドーム)で、PKを獲得してFW高松大樹(24)の先制点を“アシスト”した上、こぼれ球を押し込みチーム2点目を奪った。結果的な決勝ゴールに、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。今季初の連勝を呼び込んだ「ツカサ」の評価は高まるばかりだ。一方、福岡は広島に0-1で敗れ、1勝だけのままW杯中断を迎えることになった。

 雨の影響で“瞳”を閉じた開閉式屋根の下、観衆の目は仕事を予感させる1人に集まった。1-0の後半25分。FW高松へ縦パスを預けDF陣の意識をそらすと、静かにゴール前へ移動。高松のシュートがポストで跳ね返ると、そこにその男がいた。無人のゴールに左足で冷静に沈めた。今が旬の梅崎が、またまた大きな仕事をした。

 結果的にこれが決勝点。前節鹿島戦のプロ初得点に続く2戦連続ゴールで白星をもたらした。「本当に最高のひと言。すごく盛り上がって、気持ち良かった」。MOMに選ばれ、入団2年目でお立ち台も初体験。満面の笑みでサインボールを客席へ蹴り込んだ。

 PKでの先制点も“アシスト”した。DFの背後へ抜けてファウルを誘った。50メートル6秒3も、一瞬の切れ味が持ち味。常にワンチャンスを狙う姿勢が生きた。

 下部組織の大分U-18時代にスパルタ教育を受けた。当時の監督は皇甫前監督(現育成部長)。「8割の力じゃだめ。常に全力で取り組む、妥協を許さない精神面を教えてもらった」。時に愛の鉄拳も浴びて育った。鹿島戦後、電話でプロ初得点を報告すると「もっと上を目指せ」と励まされた。皇甫体制では1試合、5分の出場。その後、監督は成績不振の責任を負って辞任。1年を経てやっと貢献することができた。

 チーム登録選手で最も低い167センチのゴールで今季初連勝。「まだ数試合に出ただけ。これを続けるのが大事です」。全力投球を続ける「ツカサ」から目が離せない。【押谷謙爾】

 大分GK西川(FKをパウリーニョに決められ、連続完封を逃し)「壁2枚とコミュニケーション、準備をしていないときに(シュートを)打たれた。すごいシュートで予想外だった」

 大分FW内村(5勝5敗2分け勝率を5割に戻し)「目標の5割で終われて、すごいと思う。この人数(登録25選手)でよくやってる」

[2006年5月7日8時25分 紙面から]

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