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第9回リティも認めるシュート力

◆ FW釘崎康臣(24)


福岡FW釘崎康臣
シュート力が光る福岡FW釘崎康臣

◇ミスター・フルパワー・シュート

 福岡で最も威力あるシュートを放つストライカー、釘崎康臣(24)。リトバルスキー監督(46)が「ミスター・フルパワー・シュート」と呼ぶ弾丸ライナーを生んだのは、監督の現役時代をまねたシュート練習だった。

 丸刈り頭に入ったバリカンの跡のように、釘崎のシュートは鋭くゴールを襲う。GK神山竜一(22)は「釘さんのシュートは速いだけじゃなくて、重みもある」と話す。釘崎本人には足を振り抜くタイミングや、蹴り方で特別な感覚はないという。「子供のころからシュート練習しかしなかったから、体に染みこんでいるのかも」(釘崎)。

 サッカーを始めた宮崎南スポーツ少年団の練習は、週3日だけだった。2年生で入った釘崎は11人目の選手。「入った瞬間からレギュラーですよ。スイーパーだったので、クリア練習でキック力がついたともいえる(笑い)」。練習日以外も毎日、校庭に残った。唯一、一緒に練習してくれたのが1学年上のGKだった。「2人でできるのは、シュート練習しかなかったんです」。テレビで見た、西ドイツ代表リトバルスキーのまねをしたことも。日章学園高時代は、寮の門限ギリギリまで個人シュート練習を欠かさなかった。

◇唯一の宮崎出身

 キャンプ地宮崎の出身選手は、福岡では釘崎だけだ。「自分が子供のころ、宮崎はサッカーが盛んじゃなかったから、地元のキャンプで注目されるのはうれしい。もっと、やらなきゃいかん、という気持ちでシーズンを迎えられます」。故郷で上がったテンションをJ初得点に結びつけ、釘崎はJ1復帰というゴールをとらえるつもりだ。【佐藤千晶】

 ◆釘崎康臣(くぎさき・やすおみ)1982年(昭57)5月3日、宮崎市生まれ。宮崎南小2年でサッカーを始める。日章学園卒業後、東海大に進むが04年秋、福岡の練習生になるため休学。05年に選手契約を結び、大学は中退した。J1出場は昨年10月15日の浦和戦(駒場)の19分だけ。J2は4試合出場。176センチ、71キロ。



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