第2回福岡一筋7年間、J1の思い人一倍
◆ DF宮本亨(24)

- 福岡DF宮本亨
◇2度の降格経験
現役の福岡一筋歴NO・1は、7年目のDF宮本亨(24)だ。高校卒業後に入団以来、期限付き移籍も経験せず、福岡の最終ラインを守ってきた。6年間で2度の降格を経験し、J1復帰へかける思いは人一倍強い。
宮本は山口・下関中央工出身。高校時代まで下関市で過ごした初めてのJリーガーだ。山口県の高校サッカー勢力図は選手権の常連、高川学園(前多々良学園)がある周東地区が強い。下関の高校から初のJ入りは、地元の注目を浴びた。「下関出身でほかにJに入ったのは、多々良(学園)出身の中山元気君(広島-札幌)くらいだと思います。自分が福岡に行く前は下関で壮行会を開いてもらったり、市長を表敬訪問したりしました」(宮本)。郷里の期待を一身に背負い、関門海峡を渡ってプロになった。そのルーキーイヤーの01年に1試合、J1出場を経験した。「あの時は何だか分からないうちに試合が終わった。去年(06年のJ1)は試合に絡んで、責任感も出て、(前回とは)全然違いました。それだけに、1年で落ちたのが悔しい」と言う。
◇下関初のJリーガー
博多の森では試合前、スタンドに向かい、ユニホームの左胸をこぶしでたたく。「エンブレムをたたいて、目をつぶって試合に集中していくんです。サポーターと一緒に戦っている、と思うと落ち着く」。福岡一筋の宮本が、サポーターとの一体感を支えにJ1復帰へのシーズンを迎える。【佐藤千晶】
◆宮本亨(みやもと・とおる)1982年12月3日生まれ。山口・下関中央工から01年、福岡に入団。同年7月7日のJ1名古屋戦でデビューした。J1通算21試合、J2通算71試合出場。176センチ、68キロ。