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福岡九州ダービー3連敗/J2

- ベンチを飛び出しけん命に指示を出すリトバルスキー監督(撮影・多田篤)
<J2:鳥栖3-1福岡>◇1日・第52節◇博多球
福岡が2人の退場者を出して九州ダービーに敗れ、苦難のシーズンを終えた。16人の大量放出から一夜明け、メンバーを一部入れ替えて臨んだが、心身両面で鳥栖に圧倒されたまま自滅。リトバルスキー監督(47)は「泣いている暇はない。より良いチームをつくるため、現実的にならなければ」と、非情な姿勢でJ1復帰への覚悟を示した。鳥栖は対福岡戦初の勝ち越しで、天皇杯5回戦(8日、対東京)に臨む。
天国から地獄。同カードで5-0と快勝した開幕戦から9カ月、第1クール首位だった福岡の勢いは消え去っていた。「もっと上位で終わりたかったが、1点差で負けた試合が多く、上位チームと競えなかった」。リトバルスキー監督は、7位に終わった1年目を総括した。
キックオフ前から、苦戦は始まっていた。チームの半数を超える16人の放出が前日に決定し、ベンチ入り予定の2選手が戦力外通告を受けて出場を回避した。監督は「サッカー選手として理解できない」と非難したが、退団する選手も開幕戦のリベンジに燃える鳥栖のように、チームの士気を保てなかった。DF山形辰徳(24)を中盤に回した今季初の布陣で、序盤から防戦一方になり、前半12分にPKで失点。14分にMFアレックス(24)が一発退場、35分にはMF久永辰徳(29)も2度目の警告を受けて退場した。「退場が一番痛かった。このメンバーでは最後だから、しっかりやろうと言っていたのに残念です」。ゲームキャプテンのMF久藤清一(33)ら全員が、不完全燃焼のままシーズン終了の笛を聞いた。
昇格を逃しながら続投する監督と、都筑興社長(66)に対して、サポーターは最終戦セレモニーでブーイングを浴びせた。就任2試合目の田部和良GM(46)は「やりたいサッカーとJ2を勝ち抜くサッカーが違うのは、監督も理解している。来年は現実的に修正していく」と話した。指揮官も「札幌、東京V、京都の良いところを吸収しなければ」と攻撃重視からの軌道修正を示唆した。第2クールから失速した反省を生かさなければ、戦力を大幅に入れ替えてもJ1復帰は望めない。監督自身の変化が、福岡再生のカギを握る。【佐藤千晶】
[2007年12月2日9時32分 紙面から]
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