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福岡J1復帰初勝利!1646日ぶり!

- 後半44分、福岡アレックス(左)はゴールを決めサポーターの前で喜ぶ
<J1:福岡2-0新潟>◇第9節◇23日◇博多球
長らくお待たせしました。5年ぶりにJ1復帰した福岡が、今季9試合目で、ようやく今季初勝利を手にした。前半41分にFWグラウシオ(30)が、今季初ゴール。試合終了直前にはDFアレックス(23)が追加点を奪い、新潟に2-0の完封勝ちだ。降格前の01年10月20日以来、1646日ぶりの勝利は、昨年の川崎F(1598日)を超えるJ最長ブランクでの復帰1勝となった。また、甲府は横浜に1-0で競り勝った。
長かった。やっと、勝った。福岡イレブンが、弾けた。5年ぶりのJ1復帰初勝利。歓喜のホイッスルが響く中、MFホベルト主将がボールを高々とスタンドに蹴り込んだ。「長いとは思わなかったが、早く(初勝利を)挙げたかった。素直に喜びたい」。松田浩監督(45)は9試合目の初勝利をかみ締めるように切り出した。
故障者の復帰が、チームに息を吹きかえらせた。左ふくらはぎ痛から復帰2試合目のFWグラウシオがくさび役となり、素早いパスワークで主導権を握った。「結果を引き寄せるのは、選手の気持ちじゃないかと思っていた」と松田監督。この日、グラウシオに続いて、開幕スタメン組のMF布部、古賀、FW川島がベンチに復帰。開幕から8試合未勝利へ影響した主力の故障は、もう言い訳にできなかった。前半41分。MF中村のクロスを相手DFがクリアミスし、そのボールをグラウシオがゴール。勝利を欲する選手の気持ちがつながった先制弾だった。
長い道のりだった。J参戦した96年前後から多大な費用をかけ他チームから有名選手を加入させたが、チームは低迷。大型補強の失敗は、01年最終戦でのJ2降格につながった。思い切った若返りで卒業に4年費やしたJ2では、就任4年目の松田監督の下、組織ディフェンスと、素早いパスワークからのサイド攻撃を確立した。「我慢する経験をしてきた」(松田監督)という精神面も、開幕から勝利がなかった選手の緊張感を保ち続けさせた。
開幕から3試合連続引き分けは、いずれも先制して追いつかれるパターンだったが、この日は、終了間際にDFからFWに移ったアレックスが、ダメ押しゴール。後半途中からMF古賀を投入し、最後まで新潟ゴールを攻め続け、2試合連続無失点につながった。運営会社は約30億の累積損失を今月26日の株主総会で97%減資を行って一掃する。「アビスパの夢がまた始まった」と池下専務。J最長ブランクの1646日ぶりにJ1復帰勝利を飾った福岡が、J1定着へ走り出した。【村田義治】
[2006年4月24日9時13分 紙面から]
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