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飛松日本人1位で世界切符/福岡クロカン

- 日本人トップの4位に入った飛松(中央)は表彰台でガッツポーズ
<福岡国際クロスカントリー>◇1日◇福岡市・海の中道海浜公園クロカンコース◇シニア10キロほか◇晴れ、10・2度、湿度39%、北北西の風4・9メートル
シニア男子は地元・安川電機の飛松誠(27)が日本人トップの4位に入った。先月の千葉国際クロカンでも日本人トップの3位に入り世界クロカン(30日、エディンバラ=英国)出場をほぼ確実にした。同女子では筑紫女学園出身の野原優子(20=豊田自動織機)が4位入賞を果たした。千葉と福岡の結果から世界クロカンの代表が3日に決定する。
表彰台に上った飛松は思わず両手を挙げてガッツポーズをつくった。先月の千葉国際クロカンに続いて日本人トップ。会心のレースに喜びを抑えられなかった。「クロカンは自信がありました。『クロカン王子』と呼んでもらえるよう頑張りたいです」。この日の快晴の空に負けない明るい笑顔を浮かべた。
少し前かがみで肩をいからせた独特の力強い走りで終盤に強さを発揮した。残り1・5キロで日本人の第2集団から飛び出した。激しいアップダウンを越えた所でスパート。「予想以上に後ろと距離が開いたのでこれはいけると思った。うまいレース運びができました」。大会前はノロウイルスに感染し、十分な練習ができず、軽いジョグを始めたのが先週月曜日だった。「まさかこんなに走れるとは」と自分でも驚く快走だ。
今季は駅伝で思うような活躍ができなかった。元日の全日本実業団対抗駅伝では2区を走り区間17位。チームは4位になったが個人的には喜べなかった。「駅伝の悔しさをクロカンで晴らしたかったんです」。強い決意で千葉、福岡と続けて結果を出した。
世界クロカンは今回選ばれれば3度目。過去2回は世界の層の厚さを痛感した。「今までは出るだけだったんで、今度は結果を出したい。速い選手じゃなくて強い選手になりたい」と抱負を話す。九州から飛び出した「クロカン王子」が世界の舞台で飛躍を目指す。【前田泰子】
◆飛松誠(とびまつ・まこと)1980年(昭55)8月18日、佐賀県鳥栖市生まれ。田代中で陸上を始め、鳥栖工ではインターハイ、国体に出場。国体では3000メートル障害で2位になった。帝京大では箱根駅伝に出場。99年、06年世界クロカン出場。165センチ、58キロ。
[2008年3月2日9時0分 紙面から]
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