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旭化成2秒差制し連覇/朝日駅伝

アンカー土橋を感極まった旭化成チームがゴール前まで飛び出し迎える
アンカー土橋を感極まった旭化成チームがゴール前まで飛び出し迎える

<日刊スポーツ後援:朝日駅伝>◇14日◇福岡市・福岡朝日ビルスタート、北九州市・小倉城大手門広場ゴール(7区間、99・9キロ)◇参加23チーム◇晴れ、5・9度、南東の風3メートル、湿度58%

 旭化成が2年連続26度目の優勝を決めた。2位ホンダとアンカー勝負となったが、アンカー土橋啓太(23)が残り150メートルでホンダのアンカー池上誠悟(27)を振り切り、2位に2秒差の4時間52分41秒でゴールした。1日の全日本実業団駅伝では過去最低の27位と惨敗したが、若手中心のオーダーで実力を見せつけた。全日本実業団駅伝で4位の安川電機は3位。箱根駅伝で優勝した駒大は4位と健闘した。

 勝利を確信したのは残り150メートルを切ってからだった。旭化成の土橋が最後のコーナーを曲がり、横に並んでいたホンダの池上の1歩前へ出た。最後の直線で加速。ゴール直前で、ほおを緩めた。「並走は得意なので自分のリズムに持ち込めば勝てると、弱気にならず走りました」。得意の展開を制して土橋は満足そうな笑顔を浮かべた。

 9秒差でタスキを受けたが、2キロすぎに並ばれた。何度かスパートしたが、間隔は開かなかった。だがチームメートの「ラストで勝負しろ」という沿道からの声で気持ちが楽になった。「高校時代から僕がアンカーで走った駅伝は勝率100%なんです」。ラスト勝負には絶対の自信を持っている。「最後のコーナーで前に出たので『やったな』と思いました。理想通りのレースができた」と宗猛監督(55)は目を細めた。

 全日本実業団駅伝はチーム内の選考会で11位に終わり10人までのメンバーから外れた。「悔しい思いをしたので、今回は絶対いい走りをしようと思っていました」と土橋。ショックで一時は練習も私生活も無気力になったが、与えられたチャンスで結果を出した。

 全日本実業団駅伝は27位と惨敗し、若手主体に切り替えて臨んだレースだった。「来年、再来年に向けて若手に経験させたかった。お互い刺激し合って力が上がってくれれば」と宗監督は若手の台頭に期待する。力強く優勝を決めた若い世代が、これからの旭化成をつくり上げていく。【前田泰子】

[2008年1月15日8時19分 紙面から]

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