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小田が初代王者/湯布院オープン

湯布院オープン初代王者になった小田孔明は笑顔で優勝カップを掲げる
湯布院オープン初代王者になった小田孔明は笑顔で優勝カップを掲げる

<日刊スポーツ後援:第1回湯布院オープンゴルフ>◇21日・最終日◇大分・由布市湯布院CC(6813ヤード、パー72)◇賞金総額500万円(優勝100万円)112人(アマ57人)◇晴れ、28・7度、東の風2メートル

 「旬の男」が強さを見せつけた。初日トップタイの小田孔明(29=フリー)が通算12アンダーで初代王者に輝いた。2位の日置豊一(40=フリー)と一時10アンダーで並んだが、小田が首位を守った。日置は2打差の2位。初日トップで小田と並んでいた牛島中(42=ミッションバレー)が通算4アンダーでベストアマに輝いた。

 初日終了後の優勝宣言を実現した。ただし2位と2打差で「圧勝で優勝」とはいかなかった。それでも見事な有言実行だ。「ちょっとドキドキしましたね。ぶっちぎりで優勝するつもりが冷や冷やになってしまった」と小田は苦笑いだ。

 1度も首位から落ちることのない完全優勝だ。1打差で追う1組前の日置が15番でバーディー、一瞬10アンダーで並ばれたが、小田も15番で10メートルのバーディーパットを決め再びリード。10アンダーで日置がホールアウトすると最終18番ミドルでは2打目をピンそば20センチにつけてバーディーで締めくくり、2打差で優勝を決めた。

 「今は不安な材料が見当たらない」と言うほどノリに乗っている。今年は2位が2回に3位2回と一気にブレーク。「中日クラウンズで3位に入ったのが自信になりました」。もともとランク10位以内の飛距離を誇る大砲だけに自信を身につけて開花した。ツアーでもまれてレベルアップの手応えも感じている。

 7歳でゴルフを始めてからここまで育ててくれた父憲翁さん(62)に優勝を届けたかった。7月おわりに屋根から転落して頭蓋骨骨折。一時は心肺停止状態となった。ICUで治療を受けるなど病状は深刻だったが、現在は自力で歩けるまでに回復。ツアー連戦で1カ月見舞えなかった父に「これで優勝をお土産がわりに持っていけます」と孝行息子は笑みを浮かべた。

 今年の目標は賞金5000万円突破と日本シリーズ出場だ。「調子がいいときに勝っておかないとね」。この優勝を弾みにして今後もどん欲に勝利を目指す。【前田泰子】

 ◆小田孔明(おだ・こうめい)1978年(昭53)6月7日、福岡県田川市生まれ。7歳からゴルフを始める。中学までは福岡県添田町で過ごし、東京学館浦安(千葉)に進学。高校時代には全国大会の団体戦で優勝した。高校卒業後、西日本CC(福岡県直方市)で研修生となり00年プロテスト合格。平均飛距離は289ヤードでドライビングディスタンス現在11位。家族は妻と娘。176センチ、95キロ。血液型はA。

[2007年9月22日8時34分 紙面から]

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