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東福岡が悲願へ王手/高校ラグビー

- 前半26分、東福岡CTB前田は左スミに飛び込みトライを決める
<高校ラグビー:東福岡53-10大工大高>◇5日◇花園◇準決勝
東福岡(福岡)が4年ぶり3度目の決勝進出を果たした。大工大高に大差をつけて圧勝。開始直後にいきなり先制トライを奪われたが、前半4分に逆転。初めてリードを奪われる展開にも動じず、大会史上初の4試合連続50得点以上を挙げる強さで決勝進出を決めた。7日の決勝では東海大仰星(大阪第2)と対戦し、悲願の初優勝を目指す。
リードされても東福岡の強さは変わらなかった。序盤1分でいきなり先制トライを奪われた。狙っていた3連続完封はいきなりくじかれた。しかし、フィフティーンは全く動じなかった。直後の4分、ラックからFL布巻が左中間へトライを取って同点。さらにSH中村がキックを決めてあっさり逆転した。後半は相手に攻め込むことすらさせなかった。キックで敵陣に切り込むのではなく、タテにタテに突進して果敢に前を目指す東福岡のラグビーを見せつけて大工大高をねじ伏せた。
「今日はタックルもアグレッシブに決めていましたね。ぶつかり合いの展開だったけど、こちらの気持ちが強かった」。谷崎監督は選手の闘志あふれるプレーをたたえた。「自分たちの強みが出ていい感じで勝てました。ミーティング通りの内容と結果で満足です」とNO8有田主将が言うように選手自身も満点の出来だった。
リベンジの時がついに訪れた。決勝の相手となる東海大仰星とは今季3戦3敗。夏の菅平合宿では0―62という今季ワーストの敗北を喫した。この大敗から今季がスタートしたといっても過言ではなかった。屈辱を機に「パスを出すより前へ出る」という東福岡のタテへの攻撃が生まれた。「パスでつなぐのは雪や雨の時に弱いけど、縦への突進は天候に左右されない」(谷崎監督)。さらにキックは使わず、ひたすら前へ進むスタイルが花園で完成した。大会史上初の4試合連続50得点以上。準決勝以上では戦後最大となる43点差の記録もうち立てた。
「仰星との対戦を目標にやってきたのでリベンジしたい」とSH中村。「決勝という最高の舞台でやれるので楽しみです」と有田は早くもウズウズしていた。福岡電波(現福岡工大城東)以来、39年ぶりの福岡県勢優勝へ王手。今度こそは過去2回、先輩たちがかなえられなかった夢をつかみ取る。【前田泰子】
◆東福岡の得点 4試合連続50得点以上は大会史上初。95年度に優勝した大工大高が4試合で50得点以上を記録しているが、準決勝では22点だった。また、準決勝以上での43得点差は戦後では最大。それまでは95年度決勝戦、大工大高(50)対秋田工(10)の40点差が最大だった。
[2007年1月6日8時30分 紙面から]
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