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東福岡が記録的圧勝で4強/高校ラグビー

後半24分、東福岡WTB山下(右)は左隅へトライを決める
後半24分、東福岡WTB山下(右)は左隅へトライを決める

<全国高校ラグビー:東福岡62―0大分舞鶴>◇3日◇花園◇準々決勝

 東福岡(福岡)が記録を塗り替える圧勝で、4年ぶりに準決勝進出を果たした。今季3度目の対戦となる大分舞鶴(大分)に62―0の圧勝。花園初の3試合連続60点台をマークし、準々決勝では最多得点、最多得点差の記録も樹立した。2試合連続無失点の好守にわたる圧倒的な強さで、悲願の初優勝へ弾みをつけた。長崎北(長崎)は東海大仰星(大阪第2)に敗れ、13年ぶりの準決勝進出はならなかった。

 嫌というほど強さを見せつけた。「九州の王者はおれたちだ」と言わんばかりに東福岡が大分舞鶴を寄せ付けなかった。前半8分、左にパスをつないで先制トライ。12分には自陣22メートルラインでNO8有田がこぼれ球を拾うと、そのまま80メートル独走で2本目のトライを決めた。相手ディフェンスを寄せ付けない突破力で計10トライ。ディフェンスでも、大分舞鶴の得意なモールに持ち込ませずにほぼ敵陣内でプレーした。全九州新人大会、全九州大会に続き今季3度目の大分舞鶴との対戦は、最も点差が開いた。

 守っては2試合連続完封、攻めては花園初の3試合連続60得点。試合ごとにその強さがどんどん増していく。準々決勝の62得点は戦後最多。62点差も戦後最多と次々と記録を塗り替えた。「選手たちがしっかりビデオ分析をしていたし、気の緩みはなかった。0点に抑えたのが良かったですね」と谷崎監督はこの日の選手のプレーに目を細めた。

 99人の部員全員が花園の勝利のために一丸になっている。「試合に出られない人も一生懸命サポートしてくれるし、みんなのためにも勝たなきゃと思います」とNO8有田主将は言う。昨夜、25人のベンチ入りメンバーに手づくりのお守りが渡された。フェルト製で東福岡のユニホームを形どり、それぞれの背番号がついている。県大会後ベンチを外れたSH西田がメンバー全員に作ったものだ。「僕の宝物です」と有田主将は笑顔を見せた。

 名護、大分舞鶴と九州勢を倒して4強入り。準決勝は大工大高との対戦だ。「どこが来ても自分たちのラグビーをするだけ。前へ進むだけです」(有田主将)。大分舞鶴以来、31年間、遠ざかっている優勝旗を九州に持ち帰ること。「九州の王者」から「日本の王者」へ。東福岡フィフティーンの目標はそれしかない。【前田泰子】

 ◆花園での準々決勝の得点記録 この日東福岡が挙げた62得点は、戦後最多得点記録。4年前に東福岡が佐賀工戦で58得点を挙げた記録を塗り替えた。また、準々決勝での62点差も戦後最多。昨年までは48点差が最高だった。初戦から3試合連続60得点以上は戦前を含めて大会史上初。

[2007年1月4日8時40分 紙面から]

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