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高川学園、ゴール奪えず/高校サッカー

準決勝で藤枝東に敗れ涙を流す高川学園FWの斎藤(撮影・進尚幸)
準決勝で藤枝東に敗れ涙を流す高川学園FWの斎藤(撮影・進尚幸)

<高校サッカー:藤枝東1-0高川学園>◇準決勝◇6日◇国立

 勝ちたかった。点を取りたかった。ゴールが遠かった。経営破たんを乗り越え戻ってきた国立でも、高川学園の前に決勝進出の壁が立ちはだかった。多々良学園時代の2大会前と同じ0―1のスコアで準決勝敗退。「アグレッシブなチームで攻めていこうを合言葉にしてきたが、国立のゴールは遠かった」。ピッチの選手と同じように、白井三津雄監督(50)もベンチで立ちつくした。

 試合開始直後から藤枝東に中盤を支配され、前半チーム全体で放ったシュートはわずか2本。県大会初戦から3回戦まで8戦連発と好調だったFW斎藤でさえ「藤枝東のDFラインは強かった」と後半6分までシュートすら打てなかった。中盤を1人増やし4人とした後半に主導権を握ったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 前法人の経営難が明るみに出た2年前、グラウンドの上には取材のヘリコプターが飛び交い、練習に集中できる状態ではなかった。練習後にシャワーを使うことなども禁じられた苦境も乗り越え戻ってきた国立は、運営を引き継いだタカガワグループ会長の高川晶校長(59)がベンチ入りする異例の態勢で臨んだ。「国立のゴールを見せたかった。ロスタイムには過去のことが頭に浮かんだ。大きな問題を乗り越え、ここまで戻ってこれたことは自信になる」と斎藤は胸を張った。

 今大会最多の15年連続出場で、多々良学園時代に並ぶ全国4強は成し遂げた。「多々良が25年かかったところを1年半で上り詰めた子どもたちを評価したい。これを高川元年として1つ1つ積み重ねていきたい」と、白井監督も次の戦いに視線を向けた。【村田義治】


 高川学園・高川校長(国立でベンチ入り)「選手は最後までボールに食らいついて、闘争心を見せてくれた。大会中に力をつけた。それがすばらしかった。感謝している」

 高川学園GK洞ケ瀬(後半好セーブでもり立て)「何としても(攻撃陣に)ゴールしてもらいたかった。多々良の伝統は、今年で高川にしっかり引き継がれたと思います」

 高川学園・小川主将(苦境を乗り越えての全国4強に)「全員が、持てる力を発揮した結果。最後まで藤枝ゴールを目指したことは、これからの人生の財産になる」

[2008年1月7日9時8分 紙面から]

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