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NW北九州、JFLへ第一関門突破

- ニューウェーブ北九州MF水越(右)が決勝ゴールを決め抱き合って喜ぶ
<全国地域リーグサッカー決勝大会>◇1次ラウンド最終日◇25日◇広島スタジアム
ニューウェーブ北九州がJFL昇格への階段を、また1歩上った。90分間での勝利が条件だったNECトーキン戦に苦しみながら1-0で勝利。0-0の後半19分にMF水越潤(33)が奪った虎の子の1点を守り抜き、同大会決勝ラウンド(30日開幕、埼玉・熊谷)進出を決めた。昨年JFLから降格したホンダロックはファジアーノ岡山に敗れ1次ラウンド敗退。1年での復帰はかなわなかった。
ニューウェーブ北九州イレブンの執念が、JFL昇格への道を切り開いた。0-0の後半19分だ。右CKからのこぼれ球にMF水越が反応。ゴール前の混戦の中、体ごとボールを押し込んだ。「きれいなゴールでなかったけど、みんなで取った1点。全員でもぎ取った勝利だと思う」と水越。イレブンの気迫が乗り移った千金ゴールだった。
プレッシャーとアクシデントをはね返した。試合開始直後にDF市村瞬(21)が左ひざを負傷。1度はピッチに戻ったが、わずか10分で交代を強いられた。右MFの小野信義(33)を市村の抜けた右サイドバックに下げる苦肉の策を打ったが「この大会独特の雰囲気なのか、うまくリズムがつくれず前半はよくなかった」と小野。90分間で勝たなければ決勝ラウンド進出が消えるプレッシャーとの戦いも続いたが、JFL昇格を狙う闘志は折れなかった。
「後半45分に今年のすべてがかかっている」。小野のハーフタイムのゲキにチームは一丸となった。積極的な守備で相手シュートを0本に封じゲームを支配。そして小野のCKから、市村に代わって投入された水越のゴールが生まれた。
試合後、抱き合って喜ぶイレブンの中には涙を浮かべる選手もいた。「本当に苦しかったと思う。ここで勝たないと、どうしようもないですから」。与那城ジョージ監督(56)は選手の気迫をたたえた。30日からJFL昇格をかけた最後の戦いが始まる。「今年のチームは神がかっている。必ず昇格できると信じている」と小野。チームにとって初の決勝大会だが、その厳しい戦いを乗り越える強さを今のニューウェーブ北九州は持っている。【村田義治】
[2007年11月26日9時3分 紙面から]
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