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神村学園・遠藤が国立誓う/高校サッカー

- 神村学園のFW遠藤はシュート練習に汗を流す(撮影・進尚幸)
生まれ故郷の期待にも応える! 全国高校サッカー選手権は5日、準々決勝が行われる。初出場で8強に勝ち上がった神村学園(鹿児島)は、星稜(石川)と対戦。鹿児島の離島、種子島出身で初の選手権出場選手と言われ、町役場に応援の垂れ幕が掲げられているFW遠藤省太(3年)が、自身初の“ロケット弾”でチームの国立切符を手繰り寄せる。
種子島の期待を背負った神村学園FW遠藤が、今度こそゴールネットを揺らす。8強を決めた3回戦では、FW鮫島翼(2年)の先制点をアシストしたが、ここまで2試合ノーゴール。それでも4日、横浜市内で約1時間と軽めのメニューをこなした前日調整の直後には「明日(準々決勝を)楽しみにしてください」と、初得点を誓った。
鹿児島市内から南の海に浮かぶ種子島の中種子町で生まれ、小3でサッカーを始めた。転機は小5の時だった。現在、フランスのルマンで活躍する松井らを擁して全国準優勝した鹿児島実にあこがれ、島外に出てサッカーを続ける決意をした。「もっとサッカーがうまくなりたいと思った」。反対する両親を説得し、神村学園中等部に進学。「自分で島に帰るのは、年に1回だけだった」。島から遠く離れた寮でサッカー漬けの日々が始まった。
遠藤の入学と同時に、サッカー部は種子島合宿を開始。今年度も3度、国見(長崎)佐賀東(佐賀)など全国大会経験校もキャンプを張る中種子陸上競技場に出向いた。それでも、実家に顔を出すことはなかった。「夢を果たすまで帰れないという気持ちもあった」。中種子町役場によると、遠藤は種子島初の選手権出場選手。同町役場には遠藤を激励する応援の垂れ幕が掲げられ、町役場の職員2人が今選手権の試合会場で声援を送っている。「鹿児島の人のためにも頑張りたい」。自慢の跳躍力と瞬発力を誇る攻撃の要が、神村学園初出場初国立の扉を切り開く。【村田義治】
◆遠藤省太(えんどう・しょうた)1988年(昭63)5月6日、鹿児島県中種子町生まれ。野間小3年のとき、中種子スポーツ少年団でサッカーを始める。神村学園には中等部から入学。05年2月の九州高校新人サッカーで準優勝。168センチ、63キロ。50メートル走6秒2。両親と姉2人。血液型AB。
[2007年1月5日8時24分 紙面から]
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