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那覇西が来年雪辱誓う/高校サッカー

PK戦、那覇西6人目のキッカーDF桑江は丸岡GK嶋崎に止められる
PK戦、那覇西6人目のキッカーDF桑江は丸岡GK嶋崎に止められる

<全国高校サッカー:丸岡0-0(PK5-4)那覇西>◇3日◇市原◇3回戦

 夕暮れのスタジアムに自然と起きた温かい拍手が戦いぶりをたたえていた。日本最南端から来た那覇西がPK戦の末に敗退。2回戦のPK戦ではキックを止めたGK又吉修史主将(3年)も、その再現はならなかった。「みんな全力を出せたから、満足感はあります」。目を赤くし、鼻を膨らませ、精いっぱいの笑顔でスタンドの声に手を振った。

 先発の平均身長は丸岡より6・7センチ低い168・9センチ。不利な空中戦ではなく、パスワークで対抗した。相手のDFラインとボランチの間にできたスペースを活用。人とボールを動かし、ミドルレンジからゴールを狙った。しかし、MF糸数昌平(1年)のミドル弾がゴールポストを直撃するなど、ネットは揺らせなかった。

 この試合まで選手権でのPK戦は4戦全勝。県大会準決勝でも制した得意パターンで敗れた。「試合中は粘り強く相手に対応してくれた。(PK負けは)なんかあっけない感じです」。松田邦貴監督(34)は寂しそうにつぶやいた。

 涙をのんだが、高校サッカー界に吹く琉球の風は止まることはない。一昨年の高校総体で那覇西が準優勝、昨年の国体でも沖縄が優勝した。けがでこの日の出場を断念したFW城間清太や、フル出場したFW仲田一斗(ともに1年)ら国体Vメンバーの優秀な選手が多く残る。仲田は「全国のチームと体格差があるが、それを補うパスワーク、決定力を身に付けたい」と雪辱を誓った。「PRIDE OF RYUKYU SPIRIT」。チームエンブレムに記した誇りを胸に1年後、たくましい那覇西が戻ってくるはずだ。【押谷謙爾】

[2007年1月4日8時40分 紙面から]

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