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九州国際大付が1点に泣く/高校サッカー

九州国際大付対桐光学園 けん命のディフェンスをする九州国際大付GK楠田
九州国際大付対桐光学園 けん命のディフェンスをする九州国際大付GK楠田

<全国高校サッカー:桐光学園1-0九州国際大付>◇2日◇等々力◇2回戦

 最後まで勝利を信じて疾走したFW永井謙佑(3年)がピッチに突っ伏した。仲間に抱き起こされても、再び、ひざから崩れ落ちた。九州国際大付の選手権初挑戦は2回戦で幕を閉じた。「自分が力不足だった。得点できなかったから…」。1回戦2得点2アシストのFWは敗戦の責任を背負い込んだ。試合終了から1時間が過ぎても、イレブンのすすり泣きはやまなかった。

 序盤から桐光学園の統制された守備に苦しんだ。初戦で両肩を痛めた影響もあり、永井は後半からピッチに飛び出した。11本目のCKのこぼれ球から決勝点を許し、その後はラインを下げられ、俊足を発揮するスペースはなかった。杉山公一監督(34)は「崩されて負けたわけじゃない」と悔しさをにじませた。

 5年前からサッカー部の強化を始め、近年は夏休みに学校で朝昼晩の「走る合宿」を重ね、脱水症状で倒れるほど激しい練習もこなした。今大会より試合時間が10分長いプリンスリーグ九州2部では炎天下でも体力負けせず、全勝優勝。永井も「チームとして勝てる自信がついてきた」と最高の状態で臨んだが、全力を出し切る前に敗れた。

 “南高北低”の福岡から29年ぶりに北部から出場。北部勢初の国立進出の夢は1年後のチームに託された。杉山監督は「負けて悔いが残らない試合はない。僕ら(スタッフ)にもいい経験だし、1、2年生にはいいものを見せられた」とかみ締めるように話した。福岡10番目の選手権出場校として、また新たな戦いが始まる。【押谷謙爾】

[2007年1月3日8時45分 紙面から]

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