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九州国際大付が初V/高校サッカー

決勝点を決めた九州国際大付FW永井(左)は、笑顔でスタンドに報告へ向かう
決勝点を決めた九州国際大付FW永井(左)は、笑顔でスタンドに報告へ向かう

<全国高校サッカー福岡大会:九州国際大付1-0東福岡>◇12日◇博多球◇決勝

 激戦区福岡に新風が吹いた。九州国際大付が、東福岡を1-0で下し、全国初出場を決めた。開始7分にFW永井謙佑(3年)が挙げたゴールを守りきり、3年連続13度目の出場を狙った強豪に快勝。東福岡、東海大五など「南部勢」優勢の大会で、77年の門司工(現豊国学園)以来、29年ぶりに「北部勢」が福岡県代表の座をつかんだ。

 喜びが倍増した。1点リードの後半ロスタイム。ゴール前5・5メートルからの東福岡の間接FKに、九州国際大付のイレブン全員が、ゴールマウスの前に並んだ。シュートが空に舞った瞬間、試合終了のホイッスルが響いた。「みんなの勝ちたい気持ちが、相手を上回った」と葛城翔主将(3年)。選手もスタンドの生徒も両手を突き上げた。

 初の決勝進出。チャンスを逃さなかった。開始早々の前半7分。MF葛城の左CKが、そのままファーサイドへ。そのこぼれ球をゴール前に詰めていたFW永井が、右足で蹴り込んだ。「いい時間に取った。力は東福岡が上。セットプレーで得点して、相手の攻撃の起点をつぶす。狙い通りになった」。杉山公一監督(33)も驚いた? 先制点が、貴重な1点となった。

 チームの強化が始まって5年目。トリニティ時代の大分でFWとして活躍した杉山監督の指導で、今年2月には県準優勝。プリンスリーグ九州2部では、初参戦初優勝を果たした。「昨年まで校内にグラウンドすらなかったが、今年は一気に3人のコーチもついた」(杉山監督)。練習に集中できる環境が整った1年目で、福岡「北部勢」としては29年ぶりとなる頂点に一気に上った。

 準決勝までは1試合平均5得点。持ち前の攻撃力で勝ち上がり、決勝では、昨年まで2年間いずれも行く手を阻まれた東福岡の壁を堅守で越えた。「自分たちは攻撃的なサッカーだが、強いチーム相手に無失点でいけたのは自信になった」と葛城主将。今大会4得点をたたきだした永井も「福岡代表として1戦1戦勝ち上がって、国立(ベスト4)を狙います」と初出場旋風を誓った。【村田義治】

[2006年11月13日11時15分 紙面から]

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