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九産大1勝、西村2安打完封/大学野球

福経大対九産大 完封勝利を飾った九産大の西村憲(撮影・梅根麻紀)
福経大対九産大 完封勝利を飾った九産大の西村憲(撮影・梅根麻紀)

<福岡6大学野球春季リーグ:九産大2―0福経大>◇4日◇第1週初日

 福岡6大学野球と九州6大学野球の春季リーグ戦が4日、同時開幕した。福岡6大学野球の開幕戦では九産大のエース西村憲(3年=福岡工大城東)が福経大を2安打完封、12三振を奪う好投で開幕勝利を飾った。九州6大学野球の開幕戦は昨秋優勝した九国大が久留米大を10―3で下した。

 最後の打者を12個目の三振に打ち取ると、九産大の西村憲はポンと手でグラブをたたいた。開幕試合で昨春の覇者福経大を2安打完封、12奪三振とエースの存在感を示した。

 これがエースの底力だ。西村憲は「調子はあまり良くなかったです」と会心の投球とはほど遠かった。直球は130キロ台後半どまり。昨秋の神宮大会で記録した最速144キロには及ばなかったが「今日は勝ちにこだわって、勝ちにいく投球をしました」と球速や三振へのこだわりはなかった。コントロール重視の丁寧な投球で早めにストライクを取りテンポをつくった。無四球でわずか89球の省エネ投球だ。「本来の投球とはほど遠い出来だったけど、変化球をうまく使って抑えてくれました」と大久保哲也監督(44)のエースへの信頼は厚い。

 冬の間は下半身強化に励み体重は3~4キロ増加。フォームも改造し、右腕を少し上げて投げるようにした。フォームがしっくりし始めたのは試合前日の練習から。「今までなら打たれた球がファウルになったりして、少しキレがあると感じます」と西村憲にも手応えはある。

 「西村憲以外にも投手がそろっているし、昨年より今年の方がいいと思います」と大久保監督は言う。86年以来のリーグ連覇へ、上々のスタートを切った。【前田泰子】

[2007年4月5日8時29分 紙面から]

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