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清峰有迫、PLを2安打完封!/センバツ

<センバツ高校野球:清峰6-0PL学園>◇3日◇甲子園◇準決勝

 清峰の左腕エースが、名門・PL学園の前に立ちはだかった。9回1死から中前に2本目の安打を許したが、次打者を一直併殺にし仕留めゲームセット。その瞬間、有迫亮(3年)は、グッとこぶしを握りしめた。「今日は何としても勝ちたかった。2安打完封? 無我夢中で投げていたので、今聞いてビックリです」。金属バット解禁後のセンバツ準決勝の2安打完封は大会最少記録タイ。PL学園完封も史上5人目の快挙だが、お立ち台ではいつものように飄々(ひょうひょう)と話した。

 省エネ投法が、また功を奏した。115球の完封。「コントロール重視で7、8割の力で投げた。無駄な力が抜けて、球のキレはよかった」。1、2回戦で計17個の四死球を与えたが、準々決勝、準決勝の2試合で計5個に激減した。

 5歳でソフトボールを始めたきっかけは、冬場に風邪をひきやすい体質を改善しようという両親の願いだった。「中学では、土、日曜日で4試合を1人で投げぬいたこともある。甲子園でも成長している」と父孝彦さん(52)は、息子の変身ぶりに目を細めた。

 「PL学園は意識しなかった。これだけ応援してもらって、決勝進出で恩返ししたいと思っていた。あっ、もちろん優勝したいです」。大舞台でも、大物相手でも動じない清峰のエースには、初出場Vへのプレッシャーはみじんもなかった。【村田義治】

 ◆有迫亮(ありさこ・りょう)1988年(昭和63年)9月9日、長崎県佐世保市生まれ。父孝彦さん(52)の影響で5歳でソフトボールを始める。小6の時に佐世保市選抜チームで九州大会準優勝。崎辺中では軟式野球部。清峰入学時は球速110キロ前後だったが、現在は昨秋の138キロが自己最速。176センチ、76キロ。左投げ両打ち。

[2006年4月4日8時53分 紙面から]


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