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清峰PL破った!初決勝進出だ/センバツ

<センバツ高校野球:清峰6-0PL学園>◇3日◇甲子園◇準決勝

 清峰(長崎)が、PL学園(大阪)の好投手、前田健太(3年)を打ち崩し、史上17校目の初出場初優勝に王手をかけた。1-0の5回に5安打で3点。7回には4番木原宏輔(3年)の2点本塁打でトドメを刺した。投げてはエース有迫亮(3年)が、散発2安打で2試合連続完封。長崎県勢春夏通じ5度目の準決勝を初めて突破し、横浜(神奈川)との決勝で、県勢初の全国制覇をかける。

 初出場・清峰の勢いが、春夏通算94勝の名門をのみ込んだ。新旧交代を告げる飛球が、左翼席に突き刺さった。4-0の7回2死二塁。公式戦初本塁打の4番木原の2ランがトドメを刺した。「6点差になると打つ手がない。木原の1発が大きかった」と吉田洸二監督(36)。PL学園の前田を引きずり降ろした1発が、長崎勢初の決勝進出の通行手形となった。

 積極的な攻撃が光った。1-0の5回。1死二塁から1番佐々木優介(3年)が中前適時打。さらに犠打で2死二塁とし、3番広滝航主将(3年)4番木原、5番佐々木伸之(3年)が3連打でリードを4点に広げた。「今大会のテーマは『お祭り』と監督に言われた。イケイケ、ドンドンでした」と木原。犠打、エンドランを絡めてたたみかける攻撃に、敵の地元、関西のファンが座るバックネット裏席からも驚嘆の声と拍手が起こったほど。先制の口火を切った2回の左中間二塁打を含め3安打。猛打賞で打線を引っ張った主砲はニヤついた。

 初センバツもプレッシャーとは無縁だ。国体、秋の神宮大会では、150キロ右腕、田中将大(3年)擁する駒大苫小牧(北海道)と顔を合わせた。神宮では2-6で敗れたが、田中から一番多く安打を放ったのが清峰だった。「(前田の速球は)特に意識するほどじゃなかった」という広滝航主将(3年)。大舞台で全国屈指の剛速球投手と対戦した経験と、その敗戦を糧にオフの練習を耐え抜いた自信が、甲子園で発揮し続けている。

 長崎県勢春夏通じて初の決勝では、史上17校目の初出場初優勝の偉業もかかる。「PL学園を倒し、次も名門の横浜。横浜を倒して、自分たちが名門になりたい」と木原。駒大苫小牧へのリベンジが目標だった今センバツ。大会直前にいなくなった王者に代わって、清峰ナインが最後まで主役を演じる。【村田義治】

[2006年4月4日8時53分 紙面から]

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