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ソフトB和田、開幕断念も2ケタ狙う

- 和田は一緒に自主トレする若手選手に投球動作などについて講義する
ソフトバンク和田毅投手(26)が開幕先発ローテーション入りを断念した。14日、宮崎市内で行う自主トレを報道陣に公開。昨年11月上旬に左ひじ遊離軟骨除去手術を受けた影響で、例年より調整が1カ月遅れ「何事も不安なく投げられるのは4月中旬以降」と見通しを明かした。登板試合数は減るが、入団から5年連続で挙げている2ケタ勝利をノルマに課した。
福岡から大挙した報道陣の前で和田が開幕断念を打ち明けた。手術を受けた左ひじは順調である点を強調しつつ「3・20」に間に合わない現実を歯がゆそうに説明した。
和田 何事も不安なく投げられるのは4月中旬以降になると思う。僕の中では今は(調整が)1カ月遅れの感じ。開幕に合わせてやって、また痛めたり、シーズン終盤に故障してもいけないし、断腸の思いです。
すでに右肩手術を受けたエース斉藤が開幕登板は難しい状況。これに続く形で05年の開幕投手も断念した。「心はそういう気持ち(開幕投手)があるけど、体がついていけそうでない」。術後から約2カ月間は満足な走り込みができず、現在は基礎体力アップのメニューが中心。それも例年よりボリュームは少なめ。キャッチボールの距離は40メートルまで伸びたが、4割程度の力だという。「焦るのは何のプラスにもならない」。チームの現状を理解しているだけに、精神的な我慢も強いられている。
体を動かせない分、2日に1回のペースで座学をメニューに加えた。専属の土橋トレーナーが出す野球に関するお題を解くもので、この日は「投球の腰回転における、軸足と踏み出し足の貢献度」がテーマ。和田はホワイトボードにペンを走らせ、巨人越智、日本ハム宮本ら、ほかの自主トレ参加者に、力学的観点から踏み出し足の方が貢献度が高いと数式で導き出した。「今までの観点が変わったり、より納得してやれる部分がある」と脳力アップに役立てている。
調整が遅れていてもノルマは変わらない。入団から5年間続ける2ケタ勝利だ。「2ケタは僕の中で当たり前。すべてにおいて1番になりたい」。仲間より1カ月後の「開幕」をめがけ、今はただ黙々と準備を続けるしかない。【押谷謙爾】
[2008年1月15日8時22分 紙面から]
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