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ソフトB中西は捕手から転向/連載

実戦形式の練習で外野を守る中西(撮影・進尚幸)
実戦形式の練習で外野を守る中西(撮影・進尚幸)

 5年ぶりV奪回をかける来季に向けたソフトバンクの秋季キャンプは第1クールが終了。「若鷹 この秋成長中」と題して台頭が期待される若手をピックアップ連載する。第1回は捕手から転向した3年目の中西健太外野手(21)。

 中西の左手にはキャッチャーミットでなく、市販の外野手グラブがある。今シーズン終盤から打撃力を生かすためコンバートされた。3年間で1軍出場はゼロ。ただ今秋は初めてキャンプA組(1軍)に呼ばれた。「その意味をしっかり感じてやっています」。打撃練習をビデオ撮影してもらい、新井打撃コーチと確認しながらフォーム固めに汗をしたたせる毎日だ。

 「王監督には頭が突っ込みすぎないよう、新井さんにはレベルスイングをするよう言われています。打球のイメージは良くなってきたと思います」。高校通算は42本塁打。もともと評価されていた長打力が再注目されたきっかけは5月の左脇腹痛だった。上半身を動かせず、手首を中心に始めたウエートトレーニングで、体重が開幕当初より5キロ増の86キロになった。「入団した時と同じ体重ですが、あの時は単に太っていただけ。今はしっかり筋肉がついた」。フェンス際でひと伸びする打球がパワーアップを物語る。

 スローイングを課題に挙げられるが、練習では左翼以外に三塁、捕手の守備にも入って制球力を高める作業を続ける。「勝負の年」と宣言していたシーズンは秋になり、まさに勝負の岐路を迎えた。捕手から野手に転向し成功した例には西武和田や巨人小笠原、楽天礒部らがいる。中西の野球人生も大きく変わるかもしれない。【押谷謙爾】

 王監督 中西はもともと打撃に定評がある。送球に難があったが、彼の打撃を一番引き出せるよう、ほかのポジションをやろうということ。キャッチャーは経験しているし、戻ることがあってもいいと思う。

[2007年11月1日8時19分 紙面から]

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