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ソフトB多村が“世界一”と五輪へ

- 打撃練習を終えた多村に打撃指導する秋山総合コーチと王監督(中央)
多村が「世界一のトレーナー」で北京切符をつかみ取る。ソフトバンク多村仁外野手(30)が日本代表最終候補の合宿で、同じく代表候補の川崎と専属契約を結ぶ尾関トレーナーからサポートを受けることになった。多村の「一緒にお願いできませんか」という要請に川崎サイドが快諾したもので、頼もしい臨時の“専属トレーナー”となる。
日本代表最終候補メンバーは30日からの自主トレと合宿、強化試合を経て、北京五輪アジア予選決勝リーグ(12月1~3日・台湾)に臨む。4チーム中、優勝チームだけが出場権を獲得できる厳しい戦いだ。今季の多村は両足の負傷に苦しんだが、世界一になった昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に続く国際舞台のため、体にムチ打つ覚悟を固めた。「歴史がある五輪は背負うものが違う。今回で野球は最後かもしれないし、必死でやる。体を休ませたい気持ちもあったけど、野球をできる喜びがある」。
ウエートトレやマッサージでの疲労回復など、ベストパフォーマンスを引き出す上でトレーナーは貴重な存在だ。すでに球団が代表チーム側に専属トレーナーの帯同許可を受け、予選と本戦での帯同についても調整を続けている。
尾関トレーナーはWBCでも川崎を陰からサポートした実績がある。今回の代表自主トレに備え、27、28日の2日間は川崎とともに西戸崎合宿所(福岡市東区)での“ミニキャンプ”を行う。多村はこの日で終了した秋季練習では体の開きが早くなっていたフォームを修正。4月の肉離れをきっかけに筋量の落ちた左太ももを強化する目的もあった。WBCでの3本塁打、9打点はチームトップ。好守でも世界一に貢献した男が、まずは日本代表の最終メンバー24人に生き残り、五輪切符をもたらす。【押谷謙爾】
[2007年10月26日8時35分 紙面から]
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