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ソフトB王監督が10万円で本塁打競争

- 王監督は本塁打競争の打球を見上げる(撮影・進尚幸)
ソフトバンク王貞治監督(67)が21日、貧打解消に動いた。8戦連続本塁打なしと低迷する打線に、ポケットマネー10万円をポーンと提供して「王貞治カップ本塁打競争in名古屋」を開催した。
いつにない緊張感? に選手も発奮した。王監督のポケットマネー10万円を争奪する王貞治カップ本塁打競争。ルールは1人5スイング×10打席の50スイングで、だれが1番、多くサク越えできるか。少々のファウルも王監督の“スポンサー権限”で「ホームラン」にカウントする。球場到着後、王監督が提案し、練習前の円陣で選手にも開催要項が通達された。13選手が名乗りを上げた。
公式戦では無安打の荒金が16発を記録すれば、2軍から昇格したばかりの吉本も13発。トップは3冠王松中の13本を抑え、田上が22本でキングの座を射止めた。
王監督の狙いがそこにあった。「本塁打というのは力任せで打てるもんじゃない。乗せて、運ぶ感じでないと出ないんだよ。数多く振って、自分でその感覚をつかまなきゃ」。20日の横浜戦で4連敗を喫し、交流戦の負け越しも決定した。8戦連続本塁打なしは93年以来、14年ぶりのことだった。ベンチから見る王監督には、この数試合体勢を崩され、窮屈にスイングする選手の姿が目立った。「練習で、自分で思い切って振る日もつくらなきゃ。試合で腕が縮んでいる。死に物狂いでやって、つかまなきゃ。無我夢中でやらなきゃ」。選手の積極性を呼び戻す、王監督の演出だった。
トップの田上は「試合でもあんな感じで打てれば」と、アーチ連発で自信を取り戻した。王監督は「田上も試合じゃ苦しそうにバットを振ってたからね。荒金なんかは内角をうまくさばいていた」と、練習の効果も認めた。23日の中日戦(ナゴヤドーム)で果たして何発のアーチが飛び出すか。【中村泰三】
[2007年6月22日8時53分 紙面から]
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