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ソフトB王監督継投裏目で悪夢

- 巨人対ソフトバンク 試合終了後、報道陣と話をしながら引き揚げる王監督
<巨人7-3ソフトバンク>◇31日◇東京ドーム
巨人のヒーローがダイヤモンドを1周する間、ソフトバンク王監督は三塁側ベンチで微動だにしなかった。3点リードの7回1死満塁。3番手篠原が、巨人の代打の代打、矢野に逆転本塁打を浴びた。「ひと振りのスーパーヒーローが出ちゃったな。こっちに出てほしいところだったが、向こうに出ちゃった」。試合後の王監督は開口一番、そうつぶやいた。前夜は貧打、この日は中継ぎの崩壊、と日替わりの敗因で、巨人に2連敗を喫した。
継投策が裏目に出た。それまで無失点だった先発の新垣を、7回途中で代えた。先頭の李に中前安打を許した。2安打で1死一、三塁。球数は95。それでも王監督は交代させた。「ここのところ、ああいう形が続いてたので安全策で行こうとしたんだが」と杉本投手コーチ。前回登板の25日の広島戦で7回に先頭打者の安打でリズムを崩し、2四球で3点目を失った。6回にも1死から安打で走者を背負うと、四球、暴投で2死一、三塁のピンチを背負い、それをしのいでいた。
2番手の佐藤はカウント2-0から四球、3番手で送り出した篠原はカウント1ボールから最悪の本塁打を浴びた。「昨日といいリリーフが機能しないな。出て行って四球、本塁打じゃな」。防御率0・00を誇った佐藤と左のセットアッパー篠原の背信投球に、王監督の語気も強まった。
巨人戦だけに、勝ちたかった。球場入りした王監督は「気合ですよ、気合」と言い残し、監督室に向かった。前夜の試合後も選手宿舎で緊急ミーティングを招集し、選手にゲキを飛ばした。「今日は選手も気合が入っていたし、勝ちたかったけどね」。これで交流戦の借金は2。「次は本拠地に戻るしね。また笑いが止まらないときが来るだろうから、それまで頑張りましょう」と王監督。試合後、コーチ陣は善後策を協議するかのように、ロッカー室に最後まで居残っていた。【中村泰三】
[2007年6月1日8時52分 紙面から]
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