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見応え十分の大将戦/Catch

延長12回から登板し最後をきっちり抑えた馬原を迎える王監督
延長12回から登板し最後をきっちり抑えた馬原を迎える王監督

<ロッテ1―1ソフトバンク>12日◇千葉マリン

 オートマチックに9イニングを消化していく普段の試合とは違って、延長戦というのは白熱の度合いもグーンとアップする。それも、なかなかお目にかかれない両チーム「守護神」の投げ合いとなれば、その度合いはさらに引き上がるというものだ。基本的にクローザーは勝ち試合にしか登板しないわけで、リードされている側のブルペンから守護神が現れることはない。「ストッパー対決」は、ほとんどがこの日のゲームのような展開に限られると言っていい。

 柔道や剣道にたとえるなら「大将戦」といった感じだろうか。打たれれば負けのサドンデス決闘。3時間半を過ぎてから1球1球への緊迫度が増すのも当然だった。延長11回表。ロッテ守護神小林雅がマウンドに上がり2イニングをきっちり6人で切り、3三振を奪った。勝ちがなくなったソフトバンクは当然、不動のストッパー馬原で逃げ切りを図る。延長12回裏の1イニング。馬原はチームの期待通り、ピシャリと3人で仕留めた。ロッテ小林雅との投げ合いについて馬原は「それは意識していなかったですけど、とにかく3人できっちり抑えることだけを考えました。この試合は明日につながります」と、胸を張った。

 それぞれのファンにとっては、どちらか白黒をつけたかったところだろうが、馬原、小林雅合わせて42球の「守護神熱投ショー」は、年に何度も見られるものではない。(編集委員・佐竹英治)

[2007年5月13日9時1分 紙面から]

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