- 九州メニュー
-
- ソフトバンクメニュー
-
ソフトB松中が復調の満塁弾

- 5回表2死満塁、松中(中央)は満塁本塁打を放ち、多村と田上に迎えられる
<日本ハム0-4ソフトバンク>◇22日◇東京ドーム
ソフトバンクの主砲が復調! 松中信彦内野手(33)が4号満塁弾を放ち、約2年ぶりの日本ハム戦3連戦3連勝へと導いた。5回2死満塁から先発グリンのスライダーを右中間へ運んだ。今回のロード9連戦は打撃不振に悩んだが、打撃フォームの修正を重ねて、今季初の2戦連発。重量打線の核「不動の4番」が本来の姿を取り戻してきた。
ダイヤモンド1周で息を切らせた松中はベンチで笑みを浮かべた。迷いは吹っ切れた表情だった。
松中 最近はチームに貢献できてなかった。前後の人(多村、小久保)が打ってるし、僕が復調すればいい位置に行けると…。来た球をうまく打てましたね。
ソフトバンクの4番。主砲の視界を明るくする打球が舞い上がったのは5回だ。2死満塁。グリンの外から入る3球目の甘い124キロのスライダーを、125メートル先の右中間スタンドへ角度をつけて運んだ。「直球を待ってて、うまく体が反応した。久々にいい打ち方でした」と、珍しく自画自賛した。初球は126キロの内角スライダーに空振り。「体が開いていると思って、修正した」。打席内で即座の軌道修正が実を結んだ。
今回のロード9試合。勝負どころで打てない松中は苦しんだ。宿舎ホテルに戻っても「夜、眠れない」とつらい毎日。7戦目まで1打点。打球に角度がつかず、放物線も描けない。バットを出す角度を変え「地面を両足で感じるのが今までなく、下半身を使えてなかったから」と、両足のスタンス幅も少し広げるなど試行錯誤を続けた。
3連敗を喫した楽天戦では球場のガラス窓に自分のフォームを映し、何度も確認した。過去打撃3部門で7冠。遠征バッグにオレンジ色の7つ星を刻む男が、帽子のつばに記した「努力」の文字を地道に実践した。その苦労は05年4月20日以来、2年ぶりの満塁弾で報われた。初のTMK砲となった21日は「後の二塁打の方が良かった」ともらしたが、この日は「うまく打てた」と素直に喜んだ。
結局、松中の本塁打以外は得点できなかった。「あそこしかチャンスがなかった。お願いしますって祈ってたよ」。ネクストバッターズサークスにいた小久保の願いに見事に応えた一撃。2戦連発の主砲に王監督も賛辞を惜しまない。「昨日(21日)のホームランでガラリと変わったな。のどから手が出るほど欲しい1発だった。ホームランは感じをつかむと続けて出るもの。彼の中での感覚が変わってきたんじゃないかな」。同じくアーチストとして生きた身として松中の苦悩のプロセスを慮(おもんぱか)った。
昨季8勝12敗と負け越した日本ハムに、05年6月以来、約2年ぶりの3タテを食らわし、今季初の長期ロードを締めた。「まさかの3連敗の後にまさかの3連勝だったね。さあ、また明後日から行きましょう」。指揮官の野太い“号令”を呼び込んだのもまた、松中の一振りだった。【押谷謙爾】
[2007年4月23日9時17分 紙面から]
最新ニュース
- ソフトB新垣がリベンジ期す [23日21:55]
- ソフトBは新垣/24日パ予告先発 [23日17:54]
- ソフトB水田が中2日で3年ぶり白星 [23日09:17](写真あり)
- 稲尾和久氏「水田が証明、中6日不要」 [23日09:16]
- ソフトB馬原が完封リレー締め [23日08:34](写真あり)
- ソフトB小久保の連続試合安打がストップ [23日08:34]
- ソフトB杉本コーチが水田に及第点 [23日08:33]