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ソフトB高校生1巡目福田/連載3

- 高校生ドラフト1巡目の福田秀平
根っからの野球小僧が、プロの世界に挑む。高校生ドラフトで1巡目指名を受けた福田秀平内野手(17=多摩大聖ケ丘)だ。
幼少時代は、とにかく体を動かすことが好きだった。福田家の長男として3280グラムで誕生。「丈夫な体に育ってほしくて」(母清子さん)と3歳で始めた水泳では、10歳時に背泳ぎ部門でジュニアオリンピック代表候補にまで成長した。同時期にはサッカー部、野球部にも所属していたが、福田が選択したのは将来、自身の職業となる「野球」だった。当然、サッカー、水泳の指導者から能力の高さを買われ、引き留めにあったが、福田の思いに変化は生じなかった。
父徹さんは唐津市出身で、唐津東高野球部時代には、3年時に佐賀県大会ベスト4に進出した実績の持ち主。息子が自分と同じ競技を選択したことで、厳しく指導することも多々あったという。「どうせ教えるなら、しっかり教えたかった」(徹さん)。あまりの熱血ぶりに嫌気が差した福田は、父と衝突することもしばしば。時に家出をすることもあったが、グラブだけは必ず持参した。「この子は本当に野球が好きなんだなと思った」。徹さんは笑って当時を振り返る。
そんな野球小僧が進学したのは、甲子園出場経験なしの高校。強豪校でないこともあってか、1年春から内野のレギュラーに定着した。同校の杉田監督は「最初は全然目立たない存在だった。伸び伸びやらせたのが逆によかったのかも」と話すように、3年時にはスイッチヒッターに転向。これが福田の運命を変えた。
「左打席から力強い打球が飛ばせていたし、手首の使い方が柔軟だった。だから右でも打ってみろと」と杉田監督。このころには、プロに注目される存在に成長していた福田は、右打席からも強烈な打球を連発。プロの評価が一気に高まり、同校初のプロ野球選手誕生となった。「両打ちという特徴を生かして、川崎さんとポジション争いをしたい。ドラフト1位を誇りに頑張ります」。野球小僧・福田が、次世代のヒーローを目指す。【石田泰隆】
◆福田秀平(ふくだ・しゅうへい)1989年(平元)2月10日生まれ。横浜市出身。谷元小1年のときに「藤が丘ファイヤーズ」に入部し、軟式野球を始める。投手と遊撃手を兼務。6年時には主将も任された。また、並行して通っていた水泳では、背泳ぎ部門でジュニアオリンピック代表候補に選出される。緑ケ丘中時代は硬式野球部「世田谷ボーイズ」に所属し、おもに遊撃手。多摩大聖ケ丘ではスイッチヒッターとして、高校通算38本塁打を記録した。50メートル走6秒0、ベースランニング1周14秒0。180センチ、72キロ。右投げ両打ち
[2006年12月5日8時16分 紙面から]
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