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ソフトBプレーオフ大ピンチ

- プレーオフまで1週間を切り、未だ復帰のメドが立たない新垣
ソフトバンクが悲願のプレーオフ突破に向けピンチに立たされた。9月29日に急性腸炎で福岡市内の病院に入院した新垣渚投手(26)の復帰のメドが立たず、1週間を切った西武とのプレーオフ第1ステージの先発陣が確定できない状況だ。新垣の正式な検査結果は2日に出る予定だが、時間的に第1ステージ復帰は厳しい。球宴後、西武戦に勝っているのは、第1戦先発が濃厚なエース斉藤和だけ。前日(9月30日)、新垣を見舞った王監督も「(新垣は)間に合うと思うが…」と、歯切れが悪かった。
ソフトバンク首脳陣の言葉が苦境に陥った現状を物語っていた。新垣は当初、第1ステージ第2戦の先発予定だったが、2日に正式に出される検査結果によっては、プレーオフ第1ステージでの登板ができない可能性も出てきた。たとえGOサインが出たとしても微妙なコンディショニングが要求される投手にとって「空白の4日」はあまりにも大きなハンディだ。「投手は準備が必要。(登板の)1週間前で体を動かせないというのは、正直厳しいよね」。杉本投手コーチは苦渋の表情を浮かべながら、頭を抱えるように話した。森脇監督代行も「現場としては最悪の事態を考えていかなければいけない」と、厳しい表情だった。
新垣は今季、斉藤和、和田とともにチームをけん引、自己最多の13勝をマークした。右打者の外角へ逃げるように曲がるスライダーを武器に、中島、カブレラ、和田と右打者の主軸が並ぶ西武には前半戦2勝を挙げた。球宴後、西武から白星を挙げたのは斉藤和だけという嫌なデータも残っているが、首脳陣にとっては欠かせない存在だった。杉本コーチは「検査結果がどう出るか分からないけど、最悪の場合は全部が狂うね」と話した。
誰よりもチームの逆転Vを信じる王監督が最も現状を心配している。この日、2軍戦が行われた雁の巣球場(福岡市東区)を視察し、前日(9月30日)病床の新垣を見舞ったことを明かし「昨日の今日で状態は変わらないだろうが、明日(2日)いい(検査)結果が出れば(第1ステージに)間に合うと思う。本人も投げたいだろうしね」と話した。
プレーオフまでは1週間を切った。新垣離脱となれば斉藤和に和田、杉内、そしてこの日ウエスタン戦で好投した寺原を含めた陣容で先発構成を考えなければならない。絶不調の打撃陣に加え、チームにはあまりにも大きな痛手となってしまった。【石田泰隆】
▼ソフトバンクは今季の対西武に9勝10敗1分けと負け越したが、特に王監督がチームを離脱した7月5日以降は4勝6敗でカード勝ち越しもない。後半4勝のうち斉藤和が3勝、中継ぎの藤岡が1勝。斉藤和以外の先発投手が勝ち投手になっていない。
[2006年10月2日9時35分 紙面から]
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