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ソフトB1巡目・福田「川崎2世」目指す

- ソフトバンク1巡目指名の多摩大聖ケ丘の福田はナインから肩車されて喜ぶ
「川崎2世」になる! ソフトバンク1巡目指名の福田秀平遊撃手(17=多摩大聖ケ丘)が25日、目標の選手に同じポジションの川崎宗則内野手(25)を挙げた。恵まれない練習環境の中、培った打力と守備能力を持って、将来の主力選手に上り詰める。3巡目指名の伊奈龍哉外野手(18)は高校通算74本塁打の長打力に磨きをかけ、王監督の持つ「世界記録」挑戦?の何ともビッグな目標を掲げた。
「ありがとうございます!」を繰り返しながら、涙ぐむ杉田修一監督(58)と抱き合った。放送室のテレビを見て、迎えた指名の瞬間。「まさか1巡目とは…。驚きました」。夢をかなえた喜びから、福田の声は震えっぱなしだった。
高校通算38本塁打のスイッチヒッター。理想の選手に、川崎を挙げた。「自分も細いけど、それなりにホームランが打てるところにあこがれます」。体の線は細いが、パンチ力がある若鷹軍団のスターに自分を重ね合わせた。「バッティングフォームとか、プロの厳しさを学びたい」と弟子入り志願。「(将来は)3番を打ちたい。川崎選手と一緒にプレーしたい」。ホークスのニューリーダーに追いつき、追い越すつもりだ。
学校も大喜びだ。進学校で、プロスポーツ選手輩出は初。1期生のタレント後藤久美子以来の有名人誕生。指名のニュースは校内放送され、大騒ぎとなった。グラウンドも決して広くない。ほかの運動部に挟まれ、野球部員はわずか20人。しかし、1日約300球のノックを受けるなど、密度の濃い練習ができた。フリー打撃中に福田の打球が杉田監督の新車のフロントガラスを割ったこともあった。「これで弁償してもらえるな」と、恩師は満面の笑みだった。
父徹さん(57)の実家は佐賀、九州には縁がある。王監督についても「世界一のバッターの下でやれることを誇りに思います」と話した。卒業まではこれまで同様、野球に打ち込むつもりだ。「体をもっと太くし、1日も早く1軍に上がりたい」。平成生まれの若鷹に、注目だ。【由本裕貴】
[2006年9月26日8時49分 紙面から]
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