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ソフトB松中、ズレータがメモリアル弾!

- 8回、松中は通算250号本塁打の花束を受け取りスタンドからの声援に応える
<ソフトバンク11-3西武>◇6日◇インボイス西武
ストロング野球が帰ってきた!王ソフトバンクが松中信彦内野手(32)の通算250号、フリオ・ズレータ内野手(31)の通算100号となるMZアベックメモリアル弾などチーム今季最多の4発を含む先発全員の14安打の猛攻で西武を粉砕した。「スモール&ストロング野球」を掲げながら自慢の豪快野球がちょっぴり影を潜めていただけに、通算28度目のMZアベック弾は首位奪取へ向け、最高の景気づけとなった。チームは再び2位に浮上した。
満足感と心地よい疲労感が、王監督を包んでいた。試合後、帰りのバスへと約100段以上続く“ビクトリーロード”。「いやー、今日は見事だったね。ズレちゃんの(本塁打)も度肝を抜いたし、相手にグサリと突き刺さるようなね。9回をあんな気分で迎えられたのは、久しぶりだったよ」。息を切らしながら1段ずつ歩を進める王監督の口は、いつにも増して滑らかだった。
豪快に打ち勝った。ズレータ、松中にそろって飛び出したメモリアル弾。7回には大村も本塁打を放つなど、城島、バティスタが抜けてスケールダウンした打線が、34試合目でようやく今季初の1試合4本塁打をマークした。先発全員安打のおまけ付きには、王監督の目尻も下がる一方だ。
1点を追う4回だった。まずはズレータが号砲を打ち鳴らした。2死一、二塁。西武西口から、内角高めの直球をライナーで左翼席最上段へ突き刺した。通算100号となる7号3ラン。「日本に来た時から、ファンに喜んでもらえる本塁打をたくさん打ちたいと思っていた。日本の生活は大好き。何年も日本で野球を続けたい」と助っ人は素直に喜んだ。9回にはこの日2本目、リーグトップタイの8号ソロも放った。試合前まで15打席無安打と苦しんでいたのがウソのような活躍だった。
ズレータの1発に松中も燃えた。5点リードの8回無死三塁。内角低めのスライダーを右翼席へと運んだ。「2人でどんどん打っていかないといけませんからね。ズレも気分良く野球をやってくれればいい」。前日(5日)は、日本一の投手と認める松坂から13試合ぶりに本塁打を放った。アーチストとしての感覚を完全に取り戻した男の、節目となる通算250号。「250本という数字は素直にうれしいし、次の段階の目標になる。これからもチーム、ファンのために300本、350本を目指したい」。主砲として、どこまでもどん欲な姿勢を示した。
打線はこの日まで9試合連続1ケタ安打と低調だった。強力打線を売りにしていたチームから城島、バティスタ2人が抜けたとはいえ、1試合2発以上を記録したのも4月4日の日本ハム戦(東京ドーム)以来、実に25試合ぶりだ。失いかけていたストロング野球の復活に、王監督は「みんな積極性が出だした」とほおを緩めた。
この日、負ければBクラス落ちの危険性もあったが、きっちり回避。西武に2差で2位に再浮上した。「昨日は勝ちたい投手で勝てなかった。今日の勝ちは大きい」。ペナントを大きく左右する交流戦まで1試合。セ界戦に向けても「豪快野球」は必須だ。【石田泰隆】
▼通算100本塁打=ズレータ(ソフトバンク) 6日の西武7回戦(インボイス西武)の4回、西口から今季7号を放って達成。プロ野球245人目。初本塁打は03年7月1日の近鉄16回戦(大阪ドーム)で山本から放ち、出場352試合での達成は歴代10位のスピード記録。
▼通算250本塁打=松中(ソフトバンク) 6日の西武7回戦(インボイス西武)の8回、山岸から今季7号を放って達成。プロ野球48人目。初本塁打は98年9月5日の西武22回戦(福岡ドーム)で西口から放ち、出場1007試合での達成は歴代10位のスピード記録。
[2006年5月7日8時21分 紙面から]
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