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ソフトBカラスコ乱調に王監督ガックリ

カラスコの降板を告げた王監督は手で顔を覆う
カラスコの降板を告げた王監督は手で顔を覆う

<西武13-4ソフトバンク>◇29日◇北九州

 これが「2年総額5億円」の新戦力投手の実力だろうか。ソフトバンク王監督の表情が曇った。「自分の投球ができてなかった。炭谷? ボコーンとな。満塁のあれが大きかったよね」。花冷えのする北九州の気候とは対照的に、期待の新外国人投手D・Jカラスコが、来日初先発のマウンドで炎上。開幕からの連勝は3で止まった。

 シーズンに2試合しかない北九州市民球場での一戦は、2回で壊れた。序盤から直球が入らず、変化球も決まらない。無死から3連打で満塁とされ、西武の高校生ルーキー炭谷に1号満塁弾を献上した。この回に6失点。3回にも1点を失ったが、王監督はカラスコを降板させることはなかった。カラスコがマウンドを降りたのは5回1死一、二塁の場面。投球数は118球だった。

 オープン戦でも4試合、19回を投げて9四死球を記録しているが、この日は5回途中で7四死球。3年間の大リーグ生活で14勝を残した「現役メジャー」の投球にしては寂しすぎた。「次も先発で使うが、王監督が引っ張った意味を理解して、次に教訓を生かしてほしい」。杉本投手コーチは懲罰の意味も込めた続投であったことを認めた。

 終わってみれば13失点の大敗。開幕3連勝の原動力となった打線も、最大10点差をはね返すのは至難だった。「寒さはお互いさま。投手があれだけ点を取られたら、今のうちの打線でも追い付けない。明日は切り替えてやるしかない」。30日は和田と西武松坂が投げ合う「WBC対決」。再び勢いを付けるには、格好の対戦だ。【中村泰三】

[2006年3月30日7時44分 紙面から]

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