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ソフトB斉藤が開幕3連続白星

- 開幕勝利投手の斉藤(右)は試合後、藤井フミヤと笑顔で握手を交わす
<ソフトバンク7-2ロッテ>◇25日◇ヤフードーム
やっぱりエースは違う! 2年ぶり3度目の開幕投手を務めたソフトバンク斉藤和巳投手(28)が、宿敵ロッテを相手に8回5安打2失点で白星発進。ホークスでは南海時代の柚木進投手(49、50、53年)しかマークしたことのない3連続開幕戦白星を達成した。2段モーションの矯正などで、オープン戦では防御率5・00も、さすがはエース。大舞台での強さを証明し、チームにとっても自身にとても、最高のスタートを切った。 勝利の瞬間は一塁側ベンチの一番奥で迎えた。ロッテ・サブローが三振に倒れると、斉藤はスッと立ち上がり、勝利のハイタッチに参加。王監督とがっちり握手を交わし、抑えの馬原からウイニングボールを受け取った。「勝ったから、とてもスッキリしています。勝つことだけを考えて投げた。みんなに助けられ、気持ち良く投げた」。今季最初のお立ち台。8回5安打2失点で勝利投手となった右腕は、安どの表情でファンに手を振った。 初回から飛ばした。最速150キロの直球と140キロ近いフォークボールに、スライダーを駆使し、ロッテ打線を7回まで2安打無失点。100球を超えた8回に2失点したが、最後まで気持ちを切らさなかった。時折、捕手的場が飛びつくように捕球する場面もあり、決して調子は万全ではなかったが、それを上回る気迫があった。「とにかく最後まで投げる気でいた。ただ勝ちたいという気持ちだけで投げた」。6回終了時、杉本投手コーチに続投の意思を確認され、迷わず「最後までいきます」とだけ答えた。
今季から投球時の2段モーションが禁止された。斉藤にとっては今後の野球人生を左右する死活問題でもあった。親しい関係者には「右投げを左投げに変えるようなもの」と不満をもらしたこともあったが、エースとして、ナインに迷っているそぶりを見せることはなかった。宮崎キャンプ中もだれも見ていない中で、1日に2度ブルペン投球を行うこともあった。自ら「完ぺき主義」という男は、自ら苦境を乗り越えた。
昨年の開幕戦は右肩の違和感で、一塁側ベンチ横の控室で戦況を見守った。あの“屈辱”から1年。「マウンドに上がれば、右腕1本あれば大丈夫」。頼もしい言葉を口にしたエースは、王ホークスを覇権奪回へと導く。【石田泰隆】
ソフトバンク杉本投手コーチ(勝利投手の斉藤の投球に)「ブルペンの調子は良かった。思った以上の結果を出してくれた。勝ちが付くのは投手にとっていいこと」
[2006年3月26日8時57分 紙面から]
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