ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 九州 > ソフトバンク > 開幕直前!ホークスオープン戦特集2007



NEWS
練習中、手帳を取り出しメモをとる王監督(撮影・梅根麻紀)
練習中、手帳を取り出しメモをとる王監督(撮影・梅根麻紀)

ソフトB王監督「松中に託す」

 ソフトバンク王貞治監督(66)が、ついに公式戦で262日ぶりの采配を振るう。パ・リーグは24日、開幕する。王監督が公式戦で指揮を執るのは、胃がんの手術による戦線離脱を発表した、昨年7月5日の西武戦以来。オリックスとの開幕戦を翌日に控え、王監督は今季のキーマンに4番松中を指名。オープン戦から不動の4番で起用し続けた主砲に、4年ぶりとなる日本一奪還へのけん引役として、期待を託した。

 ついに帰ってくる。開幕戦の、本拠地福岡ヤフードームのグラウンドに、王監督が立つ。開幕戦前の恒例の監督会見。「待ちに待った日が来た。去年の途中のブランクもあり、今年はかなり違った気分でキャンプインし、例年とは違った気分で明日に向かって、1歩1歩やってきた」。術後、初めて球場を訪れた昨年9月28日は人工芝の上で、いすに座って会見に臨んだ。この日は、背番号「89」のユニホーム姿でグラウンドに立ち、りんとした表情で、今の心境を吐露した。

 公式戦のグラウンドは、昨年7月5日の西武戦終了後、胃がんによる戦線離脱を告白して以来、実に262日ぶりだ。大食いとともに「早食い」も自認する王監督が、ご飯粒を味がなくなるまで数十回もかむ地道なリハビリに取り組み、数時間後ごとに体重計に乗るほど、体調管理に気遣った。そして、自らの調整期間に位置付けたキャンプ、オープン戦も乗り切った。「だいぶ、良くなってきましたね。今のままなら十分、ペナントを乗り切れるかな、と」。1月の監督・コーチ会議では「リタイア覚悟で」と注釈を付けて宣言した「シーズン完走」にも、今は手応えを感じている。

 気持ちは例年以上に高ぶる。22日の決起集会。王監督の周辺では野太い笑い声がたびたび、わき起こった。この日は午前8時15分すぎに球場入り。いつもより10分ほど遅い到着に「遅刻しちゃったよ。目覚ましをかけ忘れてね」と苦笑いを浮かべたが、それでも選手の誰よりも早かった。「ファンにとっても待ちに待った開幕。キャンプ、オープン戦と選手の動向を見て、いい状態で開幕を迎えられるのは分かっていると思う」。王監督の心境そのものだった。

 4年ぶりのV奪回へ、キーマンに指名したのは、4番松中だった。2年連続開幕投手のエース斉藤和でもなければ、4年ぶりに復帰した小久保でもない。「4番松中が先頭に立って、引っ張っている。年齢的にも、経験的にも、実績的にも、本人の意欲も含めて。彼がリーダーになって、チーム内で競争してほしい」。

 小久保、多村が加入し、スケールアップした打線でも、松中への信頼は不変だった。オープン戦から不動の4番に指名した。一方で、本人が嫌う一塁守備にもあえて挑戦させた。「本人のためにならないことはやらせない」。王監督はそう言い切った。「連打、連打で点を取るのは難しい。1発長打で流れが変わる」と、強打で打ち勝つ野球を今季は掲げた。だからこそ、4番に、松中に期待する。「必ず白星スタートで、勢いに乗って行きたい」。王監督は高らかに、6年連続白星発進を誓った。【中村泰三】


OTHER NEWS
BACK NUMBER
2月
26 27 28        
3月
     
10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  



このページの先頭へ