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約5時間に及ぶ打撃練習で山崎(右)の打撃投手まで務める川崎
約5時間に及ぶ打撃練習で山崎(右)の打撃投手まで務める川崎

ソフトB川崎が5時間40分の打撃練習

 ムネリンが本拠地・福岡ヤフードームを占拠した。開幕を4日後に控えた20日、ソフトバンク川崎宗則内野手(25)が後輩の山崎勝己捕手(24)を引き連れ、シーズン開幕前としては異例ともいえる5時間40分の長時間特打を行った。19日に9泊10日のオープン戦長期ロードを終え、帰福したばかり。開幕前最後の貴重な休日だったが、川崎は「予定通り。開幕前にミニキャンプをやろうと思っていた。1日中、時を忘れて打ちました」と充実した表情で汗をぬぐった。

 “プレーボール”は午前11時50分。誰もいない、広い福岡ヤフードームに、川崎、山崎両選手の鋭い打球音だけが響く。納得のいかない打球が飛べば、お互いをののしり合う。午後1時すぎに1度、昼食休憩を30分設けたが、それ以外は休む間もなく、バットを振りっ放し。2人合計で3000球近くを打ち込んだ。

 川崎 前から来る球を打つことで確認したいことがあった。マシンじゃなく、投手の生きた球を打ちたかった。イチローさん(マリナーズ)も去年11月から生きた球を打ってましたしね。それにしても、これだけ打った記憶はないですね。

 それもそのはず。打撃投手を務めた川崎の専属トレーナーを務める尾関氏は、投げすぎで右親指から出血する始末。ともに打撃投手を務めた山崎の個人トレーナーを務める川野氏も、特打終了後は下半身に疲労が蓄積され、まともに歩ける状態ではなかった。

 今オープン戦は18試合中17試合に出場。打率2割7分5厘(51打数14安打)という成績で、プロ8年目のシーズンに臨む。シーズン開幕前としては異例ともいえる長時間特打にも、川崎は「練習と思ってませんから。今日は遊び感覚で、バッティングセンターに来たつもりで打った。打撃フォームが崩れる心配もありません」と一笑に付した。自然体でいられる状態こそ、好調の証しなのかも知れない。【石田泰隆】


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