ソフトB柳瀬、初オープン戦で3者三振

- ソフトバンク対西武 9回のマウンドにあがった柳瀬は3者連続三振に仕留める
<ソフトバンク2―1西武>◇24日◇宮崎アイビースタジアム
シーズン未勝利の新セットアッパーが貫録のレオ斬(ぎ)りだ。ソフトバンク2年目の柳瀬明宏投手(23)が24日、西武戦で1回を3連続三振の快投でオープン戦“デビュー”を飾った。
9回に4番手で登板。先頭の後藤をフォークで空振り、変化球待ちのG・G・佐藤は141キロ直球で見逃し三振。20日の就寝中に「正体不明」という生物に刺され、右手に残るかゆみも関係ない。「自分が思っていた球がなかった」と振り返ったが、3人目栗山には昨年との違いをみせた。フルカウントから125キロスライダーで空振り三振。「フォークに関しては自分の中で自信がついた。もう少し直球とスライダーで行きたかったけど」。直球とフォークのコンビネーションに、完全習得を目指しているスライダーを加味。投球の幅を広げた新型柳瀬で積極的に攻めた。
右ヒジに故障歴があり、本格的な投球ができない状態で昨年入団。1軍昇格は8月下旬でシーズンは10試合0勝0敗だったが、西武とのプレーオフで「プロ初勝利」を含む2勝をマークし、一躍脚光を浴びた。この日と合わせて西武戦“3連勝”だ。プレーオフを含めて昨年は4度対戦。打者8人ずつを料理し、被安打1、無失点と抜群の相性を誇る。「自分が一番抑えてきた相手だし、投げやすいのは西武。絶対に抑えていかないといけないチームです」と、今季のレオキラー襲名に意欲を燃やした。
さらにセットアッパーの地位を確固にすることが大目標となる。「勝ちゲームの後ろ、一番大事なところで使われるのが理想。馬原さんにつなぐ役目をしたい。ほかの投手もいるけど、入団したときからやりたかったから」。守護神馬原につなぐ、勝利の方程式のメンバーになること。柳瀬は右腕をアイシングしながら胸の内を熱っぽく口にした。
杉本投手コーチが「ボールの力、切れはだめではないが、もっと高いものを目指してほしい」と注文をつけたのも、期待の表れにほかならない。1年前は投球すらできなかった右腕のエンジンはまだ始動したばかりだ。【押谷謙爾】
[2007年2月25日9時34分 紙面から]
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