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ソフトB神内、高橋秀6番目争いぼっ発

高橋秀は、3回を1安打無失点(写真左)、神内は3回を2安打無失点の好投
高橋秀は、3回を1安打無失点(写真左)、神内は3回を2安打無失点の好投

<ソフトバンク紅白戦:白組2-0紅組>◇22日◇アイビースタジアム◇特別ルール

 ソフトバンクの先発第6の座をかけて、3年目右腕・高橋秀聡投手(24)と、6年目左腕・神内靖投手(23)が一騎打ちすることになった。22日、ともに紅白戦に登板。いずれも3回を無失点と安定した投球を披露し、目標とする開幕先発ローテーション入りを大きくアピールした。杉本投手コーチの構想では、高橋秀、神内の両投手に1度だけオープン戦での先発チャンスを与え、先発入りの合否を下す予定。さらなる飛躍を目指す2人の男が、全力投球で火花を散らす。

 お互いを意識しないわけがない。この日、紅白戦でともに紅組の先発、2番手としてマウンドに上がった神内と高橋秀は、柴原、多村、松田と主力を相手におくすることなく、持てる力を存分に披露した。

 まずは先発神内が、2番手に控える高橋秀に“先制パンチ”を食らわした。初回。連打でいきなり無死一、二塁のピンチを背負ったが、3番柴原を外角のスライダーで完全におよがせる空振り三振に奪うと、4番多村には内外角の出し入れで勝負。2球で簡単に追い込むと、続く3球目は132キロの直球を顔面付近へ。最後は外角へ沈む116キロのチェンジアップで連続三振に仕留めた。「チェンジアップは自分の生命線ですから。今日は直球もキレていたし、有効に使えた」。続く2、3回は完全投球。3回2安打無失点、4奪三振で“ライバル”高橋秀にマウンドを譲った。

 神内の好投に触発された高橋秀も、最初から飛ばした。直球は常時140キロ台中盤をマーク。最速はこの時期にしては速い147キロと、先発奪取にかける思いを1球1球に込めた。6回には先頭の井手に左前打を許したが、課題の走者を置いた場面ではけん制死を奪うなど、昨年まで見られなかったマウンド上での「余裕」も披露した。こちらも神内に負けじと3回1安打無失点、同じく4奪三振。「とにかく思い切って打者に向かっていった。残りの先発は相手(神内)もいることだけど、結果を残し続けるしかないと思っている」。目前で好投した神内に、後れをとるわけにはいかなかった。

 甲乙付けがたい投球をした2人に、杉本投手コーチも頭を悩ませた。先発の神内については「回を追うごとに良くなっていったね。内外角のコーナーをうまく使えていた」と高評価を口にすれば、高橋秀に対しても「緩急をうまくつけていた。腕も振れていたし、今後の楽しみが増えたね」と絶賛した。

 23日に宮崎春季キャンプを打ち上げ、24日からはオープン戦に突入する。今年のオープン戦は18試合しか組まれておらず、杉本コーチは先発6番目の座をかけた争いを1試合限定とすることを断言。「現時点で候補はこの2人(神内、高橋秀)。ほかの投手も試さなくてはいけないし、先発を試す機会は1回。そこでどれだけアピールできるか。今日みたいな投球をすれば残れるだろう」。まずは28日のロッテ戦で高橋秀が、翌3月1日の中日戦(ともに福岡ヤフードーム)には神内が先発し、ともに5回を投げる予定。生き残りをかけ、熱い火花が散ることは間違いない。【石田泰隆】

[2007年2月23日8時22分 紙面から]

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