ソフトB王監督が小池会長からエール

- ソフトバンクのキャンプを視察する小池パ・リーグ会長を笑顔で迎える王監督
ソフトバンク王貞治監督(66)が6日、パ・リーグ小池唯夫会長(74)から史上初となる「パ・リーグ球団5年連続日本一」の夢を託された。この日からキャンプ視察を開始した小池会長は、6球団のトップを切ってソフトバンクのキャンプ地、生目の杜(もり)運動公園を訪問した。「03年にダイエーが優勝してから、日本シリーズはパ・リーグ球団が4連覇している。5連覇なら初めてのこと。ソフトバンクが優勝、クライマックスシリーズも制して、王監督の復帰を日本一の胴上げで飾ってほしい」。過去に1度もないパ・リーグの日本シリーズ5連覇を、小池会長は切望した。
会長という中立的な立場を超えて、小池会長は王監督に肩入れした。「王監督はパ・リーグにとって至宝。プロ野球全体に掛け替えのない人」とまで言い切った。5日には宮崎市内で王監督と会食。王監督の復帰を祝うとともに、北京五輪への協力態勢、小池会長の毎日新聞社長時代の闘病生活にも話題は及んだ。「会席料理で、大きなハマグリに肉料理も出てきたが、王監督はこちらが心配するほど、それも平らげていた」と小池会長は王監督の回復ぶりに目を見張った。
王監督はこの日、グラウンドコートを脱いで小池会長のあいさつに耳を傾けた。ユニホーム姿は第1クール初日以来、2度目のことだった。「今日も自分のペースで動かせてもらったが、小池会長には手術の前後から心配していただいた。いろいろな体験談も話していただき、とにかくパ・リーグを盛り上げよう、と話をした」と、小池会長の期待を直立不動で一身に受け止めた。小池会長は「小久保、多村選手が加入し、他球団から見ても陣容は整った。王監督を胴上げしようという意気込みが伝わってくる。リーグ優勝、日本一も夢ではない」と、戦力的な太鼓判を押すとともに、王監督という精神的支柱の大きさを根拠に“日本一筆頭候補”に挙げた。その実感を確認するように、小池会長は個人練習に入った午後3時以降も、グラウンドで選手の練習を見守った。【中村泰三】
[2007年2月7日9時23分 紙面から]
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