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稲尾氏&秋山コーチ/「新鮮力に直撃」

稲尾氏は秋山総合コーチ(左)とナインの動きを見つめる(撮影・藤尾明華)
稲尾氏は秋山総合コーチ(左)とナインの動きを見つめる(撮影・藤尾明華)

 日刊スポーツ評論家が、ソフトバンクの気になる選手、コーチにロングインタビューするキャンプ企画「新鮮力に直撃!!」がスタートします。第1回は、評論家・稲尾和久氏(69)が、今年から1軍に昇格し王監督をサポートする秋山幸二1軍総合コーチ(44)に、昨年の2軍監督から役目が変わったキャンプでの指導方針を聞いた。

 稲尾 今キャンプから総合コーチという立場で1軍を見守ることになった。

 秋山総合コーチ 昨年の秋季キャンプから1軍の練習は見ていたので違和感はないですが、1軍にはある程度、技術のある選手がいるわけですし、2軍での「教える」ということより「調整」が主眼の場。だから、キャンプでは選手たちにうまく調整してもらえば、という気持ちでやっています。

 稲尾 総合というと投手部門も見ることになるようだが。

 秋山総合コーチ うーん、投手陣の練習はなかなか見に行けないですね。投手陣に関しては先発陣もそろっているし、昨年は新人だった藤岡が頑張って、後半には柳瀬も出てきた。あとは左の中継ぎでしょうか。それに新外国人の投手がどれだけ使えるかでしょう。外国人に使えるメドがたてば、本当に楽になるでしょうね。

 稲尾 これまでの2軍監督とは違って、育成ではなく勝負の場。シーズンもしっかり王監督をサポートしなければいけない。

 秋山総合コーチ 総合コーチと言われても、実は何をしていいか分からないんですよ(笑い)。とにかく自分では監督と選手たちの潤滑油になればいいのかな、と思っています。うまいこと選手との間に入っていければと、思っています。そういう意味では王監督のサポートといっても、ほかのコーチ陣もほとんど変わっていないし、みんなチームのことを知っていますから。僕は客観的にチームを見て、気付いた情報を王監督にうまく伝達できればと考えています。

 稲尾 采配にしても最終決定は監督が決めるものだが、迷うときもある。そんなときのアドバイスも必要になる。

 秋山総合コーチ 選手の適性をしっかり見極めないといけないと思っています。例えば、昨年までだったら左投手への代打は大道がいましたが、今年は若い選手が代打になることも多いと思う。そんなとき「この場面だったら○○選手」とか、きっちり選手の適性を判断した上で監督に伝えないといけないと思っています。だから、このキャンプでの僕の仕事は「見る」ということですかね。選手たちそれぞれをしっかり「見て」、いろんな情報をインプットしないといけないと思います。

 稲尾 打線では小久保、そして多村の加入もあった。

 秋山総合コーチ 多村とは少し話をしました。自分に対するチームやファンの期待は分かっているでしょうし、期待されているとやりがいも出てきます。本人は腰とかに不安があるようですが、1年間を通して完ぺきな体で過ごせる選手なんていない。でも、主力選手というのはそれでも試合に出なきゃいけない。悪いなら悪いなりに成績を残すテクニックを身に付けなければいけないと思います。だから多村にもそのあたりは勉強してもらいたいですね。(構成・佐竹英治)

[2007年2月6日9時28分 紙面から]

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