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ソフトB大隣が特別調整で開幕へ照準

ホットドッグ作りを体験した大隣(右)と高谷は笑顔でかぶりつく
ホットドッグ作りを体験した大隣(右)と高谷は笑顔でかぶりつく

 ソフトバンクの希望枠ルーキー、大隣憲司投手(22=近大)の宮崎春季キャンプ「残留プラン」が5日、浮上した。現在は右足甲ねんざの影響でB組(2軍)で別メニュー調整中。首脳陣は実戦練習が始まる第3クールからのA組(1軍)昇格を想定しているが、23日のキャンプ打ち上げ後に再度、B組調整を命じ、万全を期して福岡入りさせる特別待遇プランを検討している。王貞治監督(66)はすでに先発ローテーションの1人に想定しており、あくまでもシーズン開幕に照準を合わせる、新人としては異例のマイペース調整をさせる方針だ。

 故障で出遅れている大隣には朗報だ。照準はあくまでもシーズン開幕。キャンプやオープン戦、そのプロセスでの寄り道は即戦力左腕に関係ない。王貞治監督が期待を寄せる大型ルーキーに“キャンプ延長プラン”が持ち上がった。杉本正投手コーチ(47)は「現段階でははっきりと言えない」と前置きした上で、今後の調整法に触れた。

 杉本 キャンプ中盤になってA組と同じレベルに達していなかったら、当然、仕上がりも遅くなるだろうし、A組のキャンプ終了後もB組に残って調整してもらうこともあり得る。キャンプ中盤の時点で大隣本人がどこまで調整を仕上げて来られるかによる。

 すでに王監督は第3クールから大隣をA組昇格させる考えを明かしている。通常ならそのままオープン戦で開幕ローテ入りへ猛アピールと段階を上げていくはずだが、現場首脳陣はA組打ち上げ(23日)後も、B組打ち上げ(3月1日)まで6日間の再調整期間を設けることを検討している。

 第1クールから連日ブルペンで熱投を繰り広げるA組投手陣に比べ、大隣は約2クール遅れる計算。投げ込み不足の焦りを取り除き、慎重に調整させるため「居残りプラン」が浮上したわけだ。仮にB→A→B調整となった場合について、杉本コーチは「最初のうちはチームに帯同せず、教育リーグ(2軍戦)で放らせて、段階を踏んで1軍に合流することになるだろう」と今後の流れを予想した。

 先月26日に新人合同自主トレを行っていた西戸崎合宿所(福岡市東区)の階段を下りる際に右足甲をねんざ。以降は別メニューを余儀なくされた。春季キャンプもA組からB組スタートに変更される悔しさを味わったが、4日にはプルペン入りを果たした。立ち投げながら背番号と同じ28球を投げ、「えっ? 投げたの?」と王監督を驚かせるほど回復してきた。

 今キャンプ初の休日となった5日はほかの新人選手とともに、宮崎市内でソーセージづくりの1日体験を行った。バンダナとエプロン姿でおちゃめに決め、腸詰め作業では手先の器用さも披露した。「昨日(4日)は足の確認で入っただけです」と初投げを振り返った。右足の状態についても「特に問題なさそう」と前日の反動も出なかった。「調子はいい方向に向いているので、自分自身も焦らないようにしたい」と、6日からの第2クールも従来どおり、マイペース調整を宣言。斉藤和、和田、新垣、杉内の「先発4本柱」に続く先発ローテ候補は調整遅れにも動じることはない。【押谷謙爾】

[2007年2月6日9時27分 紙面から]

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