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ソフトB小久保、川崎、新三遊間競演

川崎(後方)との三遊間コンビで特守を受ける小久保(撮影・進尚幸)
川崎(後方)との三遊間コンビで特守を受ける小久保(撮影・進尚幸)

 ソフトバンク小久保裕紀内野手(35)と川崎宗則内野手(25)が宮崎キャンプ3日目、夢の共演を果たした。シートノックで三遊間を組み、全体練習終了後にはサブグラウンドで約50分間の特守を2人で受けた。川崎は小久保が巨人に移籍した04年から遊撃に定着。ホークス復帰決定後に「早く川崎と三遊間を組みたい」と話していた小久保の念願が実現した。ソフトバンクの新旧チームリーダーで組む新三遊間コンビにも注目だ。

 遊撃の定位置から、視線をふと右に移せば、そこに小久保がいる。サブグラウンドで行われた約50分間の三遊間特守。森脇コーチが浴びせたノックの本数以上に、川崎にとっては有意義な練習だった。ほおを紅潮させ、しゃがれ声で川崎は言った。「最高! 締まるね。やっぱり締まりがいいね」。夢とも表現した小久保との三遊間コンビを、思う存分堪能した。

 今キャンプで初めて三遊間を組んだ午前中のシートノックでは、小久保の存在が際立った。気合を入れるように声を張り上げ、時には松中らにやじを飛ばした。「僕が目立ってるようじゃだめ。僕の声をかき消すくらい、やってもらわないと。若手を引っ張る立場なんだから」と小久保は川崎に注文を出した。

 02年には奄美大島自主トレに川崎が弟子入りした間柄だ。小久保は03年のオープン戦で「右ひざ後十字じん帯断裂」などシーズンを棒に振る大ケガを負ったが、その三塁の穴を埋めたのが川崎だった。川崎は翌年から遊撃のレギュラーに定着。「川崎は僕と入れ替わりみたいな形ですからね。一緒にプレーできるのは楽しみですよ」と、復帰決定後に小久保もこの共演を心待ちにしていた。

 小久保の存在に川崎はあらためて影響を受けていた。「声を出していたけど、この時期はこうやって声がかれて、出なくなるんですよ」。そのかれた声が、小久保が復帰した今キャンプで、初日からエンジン全開で飛ばしてきた証しだった。「小久保さんもああやって練習する姿で、チームを引っ張っている。僕もまずは自分のことをしっかりやりたい。その姿を後輩が見て、周りから『川崎が引っ張っているな』と思われるようにしたい」と、小久保のDNAを受け継ぐ決意を示した。ソフトバンクの伝統でもある豊富な練習量を築いた小久保、その継承を誓った川崎。新旧のチームリーダーが、魅力にあふれた三遊間コンビを結成する。【中村泰三】

 ◆小久保、川崎の三遊間コンビ 2人のコンビ誕生は、ダイエー時代、01年最終戦となった10月3日オリックス28回戦(神戸)で、小久保が4番三塁、川崎が2番遊撃でスタメンフル出場。その後、02年は川崎の途中出場を含め10度。03年は小久保の負傷でコンビを組むことがなく、合計11度。今季3月24日の開幕戦でコンビが復活すれば、02年7月20日オリックス13回戦(福岡ドーム)以来、4年8カ月ぶりとなる。

[2007年2月4日9時31分 紙面から]

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