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ソフトB小久保初日からフル稼働

宮崎入りした小久保(左)と松中は歓迎セレモニーに整列する(撮影・進尚幸)
宮崎入りした小久保(左)と松中は歓迎セレモニーに整列する(撮影・進尚幸)

 ソフトバンク小久保裕紀内野手(35)が2月1日、4年ぶりの背番号9で“デビュー”する。1月31日、キャンプ初日からフリー打撃を含め、すべての通常メニューに取り組む意向を明かした。第2クールから打撃練習を始める松中に先んじて、4番争いをリード。巨人在籍の3年間欠番だった「9」が、キャンプ初日から鮮やかな放物線とともによみがえる。

 アリゾナ焼けした精悍(せいかん)なマスクが南国の日差しに映えた。昨年も巨人の一員として訪れた宮崎。それでも「ソフトバンク小久保」としては初のキャンプを翌日に控え、胸は高まった。「今日の天気みたいに晴れやかな気持ちですね」と屈託なく笑った。4年ぶりにホークスで迎える球春。抑え切れない感情は1日、バットから放出する。

 キャンプ初日から「僕は通常通りのメニューをやりますよ」とフル稼働を宣言した。4番を争う松中は第2クールから打撃練習に取り組む予定だが、マイペース調整を主張するライバルに先行して、バットを振り込む。左手のバットが高く上がる特有のフォロースルーと放物線で、ファンへの「ただいま」のあいさつにするつもりだ。

 巨人に在籍した3年間、小久保の背番号9は欠番だった。4年ぶりにホークスのユニホームに袖を通すが「キャンプでしっかり顔と名前を覚えたい」と、新しい顔触れも増えた古巣復帰に初々しい一面もみせた。

 この日、王監督はシーズン指針「原点回帰」を発表した。昨年7月の手術を乗り越え、現場に復帰した指揮官の野太い声を聞き、気持ちはさらに引き締まった。

 小久保 声のはりとか目も全く変わっていない。むしろ野球に対する情熱、今年にかけるものが伝わってきた。監督が病室から違う角度で見られたことが、生きた見本になる。原点回帰は僕らも同じですから。

 03年を最後に日本一から遠ざかるチームのため、グラウンド外では人生初の禁酒に挑戦する。「今夜は部屋で軽く、ね。シーズン最後まで飲まないから」と“最後の晩酌”を楽しんだ後は、監督を胴上げするまでアルコールとはお別れ。「ホークスに骨をうずめる」覚悟で加入した背番号「9」が、身も心もすべてチームに捧げる。【押谷謙爾】

[2007年2月1日12時4分 紙面から]

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