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明豊・エースで1番の今宮がけん引

明豊対沖縄尚学 6安打1失点の好投を見せた明豊の今宮(撮影・藤尾明華)
明豊対沖縄尚学 6安打1失点の好投を見せた明豊の今宮(撮影・藤尾明華)

<九州地区高校野球:明豊2―1沖縄尚学>◇1日◇県立鴨池◇決勝

 明豊(大分)が沖縄尚学(沖縄)を2―1の接戦で破り、初優勝を決めた。1年生エース今宮健太が1失点完投。1番打者としても2安打を放ち攻守で初優勝に貢献した。明豊は10日から開催される明治神宮大会(神宮球場など、4日間)に出場する。

 全国でも珍しい「1番エース」が、九州の頂点に立った。最後の打者を打ち取った明豊のエース今宮はマウンドに集まって来る仲間を待ち受けた。

 県大会から準決勝まで1試合平均10・6得点と強打の打線が決勝では8回まで1点に抑えられた。1―1のまま緊迫するマウンドを、今宮は存分に楽しんでいた。「決勝でこんな試合は体験できないので楽しめました」。3回までは無安打。4回に連打で1点を失ったが、1年生とは思えない冷静さで後続を断ち切った。チェンジアップとスライダーを決め球に沖縄尚学の打者をほんろう。打席でも2安打で出塁し、1番打者の役目を果たした。

 試合を離れればあどけない16歳だが度胸とセンスは抜群だ。父美智雄さん(54)が監督を務める「別府大平山少年野球」で野球を始め、幼稚園のときには小学生に交じって練習試合にも出場していたというセンスの持ち主。「本当は打者に専念させたいけど、今宮が一番安定しているので」と大悟法久志監督(59)はこの秋から今宮をエースに指名した。投手との両立を考え「1番と3番どっちがいいか」と大悟法監督に言われ迷わず1番を志願。「自分で出て点を入れて、自分で抑えて試合をつくりたいんです」と頼もしい。

 次の舞台は神宮だ。レギュラーで4人が1年生とチームはまだまだ発展途上。「今宮も試合ごとに成長しています」と大悟法監督は成長の手応えを感じている。「全国でどれだけ通用するか楽しみ。明豊の野球をやれば勝てると思います」。今宮は自信を持って言い切った。【前田泰子】

 ◆今宮健太(いまみや・けんた)1991年(平3)7月15日、大分・別府市生まれ。大平山小入学前から「別府大平山少年野球」で野球を始め、小3から投手を始める。明豊中でもエースとして活躍。高校入学後は1年からレギュラー入りし、夏は1番遊撃手だった。171センチ、64キロ。右投げ右打ち。

[2007年11月2日8時13分 紙面から]

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