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日田林工・末次が完封/大分大会

- 雨の中、高校初完封勝利を飾った日田林工のエース末次は、古賀とハイタッチ
<高校野球大分大会:日田林工3-0藤蔭>◇8日◇新大分
ノーシード日田林工が8年ぶりの夏切符へ、グーンと加速した。最後の打者を三邪飛に打ち取った2年生エース末次群(ぐん)が、猛然と主将の古賀雄貴捕手(3年)に向かってダッシュし、腕をからませ喜びを爆発させた。「ストライク先行でいけたのがよかった。うれしいです」。緊張感の高まる夏の初戦で、練習試合を含めても高校初の完封勝利をやってのけた。
打者に打たれても、雨に打たれても、最後まで冷静さを失わなかった。許した安打は8本。4四死球も与え、初回から8回まで毎回走者を背負った。先頭打者を許すこと6度で、そのうち4度は犠打で得点圏に走者を進められたが、ここからが真骨頂。「これまでは練習試合でも1度は壊れることがあったが『3年生のために頑張らないと』という気持ちで粘り強く投げた」と佐藤衆二監督(54)。8回1死三塁。相手が同点を狙ったスクイズにも「構えたのが見えたので外した」とウエストし、終わってみればスコアボードに9つの「0」を刻み付けた。
中学時代にはボーイズリーグで全国準優勝し、全国の強豪30校から誘いを受けたが「県立で強い私学を破りたい」と日田林工に進んだ。勝ち気な性格が災いしてか、今春の県大会準々決勝では、九州切符に手をかけながらも逆転負けを喫した。「本当に悔しかった。この夏は最後まで0で行きたい」。精神的にひと皮むけた最速142キロの2年生エースが今夏の主役に名乗りを上げた。【村田義治】
◆末次群(すえつぐ・ぐん)1990年(平2)12月8日、福岡・浮羽町(現うきは市)生まれ。小5で野球を始め、浮羽中では硬式浮羽ボーイズに所属。中2で全国8強。3年のときは「3番・投手」で全国準優勝を果たした。好きな投手はレッドソックス松坂。50メートル6秒9、遠投100メートル。181センチ、78キロ。右投げ右打ち。
[2007年7月9日8時19分 紙面から]
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